(さて、昼休みまでにもうひと仕事だ。 このみさんの活動方針を考えないとな……)
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(さて、昼休みまでにもうひと仕事だ。
このみさんの活動方針を考えないとな……)
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この声は、このみさん?
でもレッスンは午後からじゃなかったかな?
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お疲れ様です。やっぱりこのみさんでしたか!
なんだか悲鳴が聞こえてましたけど……。
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お疲れ様、プロデューサー!
ちょっとね、体力づくりをしようかなと思って。
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この前、初めて公演に出たじゃない? でもスタミナ
切れで、ラストは思ったように動けなかったのよね。
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そうでしたか。まあ、体は少しずつ鍛えて
いきましょう。ちなみに、他に悩みはありますか?
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えっ、悩み? うーん……今は大丈夫だと思うわ。
とにかく毎日が新鮮で、すごく楽しいもの!
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もしかしたら、周りの若い子たちに
影響されちゃってるのかもしれないけど。
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……でも、いいわよね?
大人になってから、夢を見ても。
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……もちろんです。
夢を見るのに、年齢は関係ないと思いますよ。
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フフッ、ありがと♪
そういってもらえると心強いわ。
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それに、そんな無謀な夢でもないと思いますし。
このみさんにはアイドルとしての才能がありますから。
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そうなの? でも、確かにやってみて思ったけど……
意外と私、アイドルが向いてたのかもしれないわね!
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歌はうまいって、カラオケでもよくほめられたし♪
もちろんアイドルとしては、大人すぎると思うけど……
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その分、アダルティな魅力では負けないもの。ウフッ♪
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そうですね……。ちなみに子供のころ、アイドルに
なろう、なんて思ったことはなかったんですか?
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うーん、どうかしら? 普通に憧れてはいたけど……
正直、進路として真剣に考えたことは、なかったわね。
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私、こう見えてけっこう堅実なのよ。一応長女だし、
いつの間にかブレーキを踏んじゃうっていうか。
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だから「アイドルになる!」って宣言したら、親よりも
妹とか友達がビックリして、最初は心配されちゃった。
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「騙されてない?」とか「年を間違われてない?」とか
「保護者役はいる?」とか……失礼しちゃうわよね!
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(このみさん、周りからも愛されてるんだな……)
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でも、最後にはみんな応援してくれたわ。「すごい、
がんばって」って……。そういうの、嬉しかったわ。
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それに、私自身も同じ気持ちなのかも。
アイドルって、本当にすごい子達だって思うもの。
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だから、そんなアイドルに挑戦してる今の自分も、
すごいっていうか……けっこう気に入ってるのよね♪
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俺も今のこのみさん、すごくカッコいいと思います。
これからもしっかり背中を押していきますよ!
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ありがとう! 頼りにしてるわね♪
それじゃ、早速お願いできるかしら?
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私の背中を押してちょうだい!
柔軟してたんだけど、体がぜんぜん曲がらなくて……。
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な、なるほど、わかりました!
それじゃ、早速……!
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いたたたっ!? ちょ、プロデューサー、
押しすぎ……いたたたたたたたたっ!!
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(小さな背中の奥の、大きな夢に向かって……。
これからも、しっかりと押していこう!)