(今日は環と『うさぎのランランとくまのクウクウ』と いうミュージカルのオーディションを受けに来た)
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(今日は環と『うさぎのランランとくまのクウクウ』と
いうミュージカルのオーディションを受けに来た)
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(原作は有名な絵本……環のステップアップの
ためにも、なんとしても合格したいところだな)
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オーディション、楽しみだぞ~!
たまき、受かるかな? クウクウになれるといいな~!
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ねぇねぇ、おやぶん! オーディションまだ?
たまき、ぜったいクウクウがやりたい!
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ずいぶん楽しみにしてるんだな。
環は、原作の絵本を知ってるんだっけ?
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うん! たまきが小さいころに、
ばあちゃんに買ってもらったんだ~!
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最初は、ばあちゃんに読んでもらってたけど。
大きくなってからは、自分で読んでる!
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おばあさんに……そういえば、環は小さいころ、
おばあさんの田舎に預けられていたんだっけ。
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そうだよ! たまきのばあちゃん、何でもできるんだ。
畑で野菜作ったり、本読んだり……。
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あと、お父さんとお母さんはお仕事がいそがしいから、
ひとりで家にいる時に読んだりする!
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そうか。じゃあ『うさぎのランランとくまのクウクウ』
は、環の大好きな本なんだな。
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うん! だからたまき、クウクウがやりたいんだ!
クウクウになったところ、ばあちゃんに見せたい!
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それで、ばあちゃんに「たまきに本読んでくれて
ありがとー」って言うんだ~。くふふ♪
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そうか……それは是非、見せてあげたいな!
でも、受けるのはランランじゃなくていいのか?
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うん。たまき、クウクウがいい! クウクウは
あばれんぼうだけど、ほんとはいい子なんだぞ!
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友達がいないのがさみしくて、でも、くまだから
さみしいって言えなくて、それであばれてたんだ。
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そしたらランランが友達になってくれて、
さみしくなくなって、いい子になったんだ~。
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ひとりぼっちは、さみしいぞ……。
たまき、クウクウの気持ちわかるんだ。
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だからね、えっと……ランランも好きだけど、
たまきはクウクウになってあげたいぞ。
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そうだな。じゃあ、環がクウクウになって
友達を作れるように、オーディションがんばろうな!
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よし、じゃあもう一回、台本で練習しておこうか。
クウクウの事を、みんなにわかってもらわないとな!
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ありがとう、おやぶん!
じゃあ、おやぶんがランランね!
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ランランがクウクウの友達になってくれるところ、
たまき、大好きなんだ♪ それじゃ、いくぞー!
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「ぼくはクウクウ、森の奥に住んでる、くまの
クウクウだよ。うさぎさん、きみの名前は……」
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(物語に出てくるキャラクターの気持ちに共感し、
自分の事のように考えてあげられる優しさ……)
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(環の知ってる優しさも寂しさも、ミュージカルを
通してみんなに伝わるだろう。……頑張ろうな、環!)