(美希が出るライブの仕事で、地方まで来たけど…… 収録の時間まで、まだ少しあるな)
1
(美希が出るライブの仕事で、地方まで来たけど……
収録の時間まで、まだ少しあるな)
2
(ちょっとどこかで時間を潰して……ん?
あれは、弾き語りの……女の子か?)
9
で……、なんだよ、あんた?
さっきから人のこと、もの珍しそうに見て。
10
見た感じ、観光客だよな。あんたの地元じゃ、
路上ライブをやってるヤツが、そんなに珍しいのか?
11
ああ、ごめん。君の歌と雰囲気に、
すっかり惹きつけられてしまって、つい……。
12
へえ……そう言われると嬉しいね♪
あたしの歌が、あんたの足を止めさせた、ってコトか。
13
君はソロ活動中? それともバンドを?
よかったら、名前を聞かせてくれないか?
15
前はバンドのボーカリストをやってたけど、
色々あって解散してさ。ソロでやってる。
16
今はストリートだけど……いつかアーティストとして、
世界中にあたしの歌を届けたいんだ!
17
(この目の輝き、人を惹きつける雰囲気、そして
さっきの歌声。この子なら、きっと……!)
18
その夢、俺と一緒に目指さないか?
実は俺、プロデューサーをやってるんだ。
21
あははっ、冗談!
話なんて、聞くまでもないね。
22
あたしは世界を目指してるんだ。
で、あんたは、あたしを見つけてくれた……。
25
(あれからしばらくして、ジュリアは上京。
765プロに来てくれたが……)
26
あ、アイドルぅ!? スカウトしてくれたのって、
ロック歌手じゃなくて、アイドルだったのか!?
27
ご、ごめん。やっぱり、
ちゃんと説明すればよかったな。
28
マジか……。くぅ、あたしとしたことが!
何でまた、そんな……!
31
いや。浮かれてろくに話も聞かなかった、
あたしも悪かった。
32
それに、一度やると言ったからには、
それを貫き通すのがあたしの流儀だ。
34
アイドル、やってみるよ。
これからよろしくな!
36
(気持ちの整理はつけてくれたらしい。
彼女の夢を叶えるため、アイドルで世界を目指そう!)