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(天体テーマ公演の評判は上々。今日はメンバー全員
揃っての『BlueMoon Harmony!』特別ライブだ)
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あれ、どうしたんだ、紬、可憐。
もうすぐ出番だから、緊張してるのか?
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わ、わかった。
いや、わかってたけど、よりわかった。
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わ、私も……。さっきから緊張しちゃって……。
ふ、震えを止めなきゃって精一杯で……。
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ラ、ラベンダーの香りにはリラックス効果があるから、
アロマポット、持ってくればよかったですね……。
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篠宮さん、白石さん、安心してください。
私たちもついています。
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あ、瑞希さん……?
それに恵美ちゃん、百合子ちゃんも……。
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可憐さん、紬さん、大丈夫です! 伝説のアイドルも、
出番の前は緊張するんですから、ふつうのことです!
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って、伝説のアイドルってなに、百合子?
瑞希が伝説のアイドルーってコト?
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なんと。私が伝説のアイドル……。
自分のことなのに、全然知りませんでした。
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ああっ、すみません! 伝説のアイドルっていうのは、
私が昨日読んだ小説の主人公のことで……!
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そうでしたか……ではつまり、篠宮さんも白石さんも、
伝説のアイドルも、私も緊張する、ということですね。
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はい、とても緊張していました。
でも、一人より二人。二人より三人……。
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緊張仲間がいれば、あまり怖くありません。衣装も緊張
も、みんな同じ……。そう思うと、心が軽くなります。
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そ、そうですよねっ。みんなで作るステージだからと
思って、私もずっと、緊張してたんですけど……。
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今は逆ですっ。みんなで作るステージだから、
どうしたって上手く行く気がしてきました!
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……よし。それは楽観的すぎる気がするけど、
この際だからそれでいいぞ!
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ふふっ。でも、瑞希さんの言う通りみたい……。
わ、私も……ホッとしちゃった……♪
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そう……ですね。そもそも私は、ひとりで勝手に
舞い上がっていただけなのかもしれません……。
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フッ、カレンもムギも真面目だからな。
まあ、なんとかなるって。気楽にいこうぜ!
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それから、今日はわたくしが一番の年長者です。
困ったことがあったら、遠慮なく頼ってくださいまし。
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でも千鶴、ついさっきまでレッスンルームで練習して
なかった? オレ、話しかけられなかったよ~。
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違いますわ! あれは、念のための最終確認というか
……つまり、セレブの身だしなみのようなもの!
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確認を終えた今、わたくしはパーフェクトな
セレブでしてよ! オーッホッホッホッホ……ゲホッ!
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すっげー! じゃあ千鶴、オレとかみんなが失敗しそう
になったら、助けてくれよな! 頼りにしてるぜ!
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もちろん、お任せくださいまし……え、みんな?
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にゃはは♪ 結局みんな緊張しいってコトだよね♪
アタシもなんか安心しちゃった!
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はい。今日のステージは、とても楽しめそうな気が
してきました。……頑張るぞ。おー。
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本当にみんな、いい顔になってきたな!
……そして、ちょうど時間も来たみたいだ。
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さあ、みんな。夜空に輝く月として、
空に昇る準備はできてるか?
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もっちろん! あ、でもさ、月は月でも、
普通の月じゃないんだっけ?
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ああ、シズが言ってただろ? ファンの声援に、
仲間たちの絆。すべてを光にかえて輝く、大きな月。
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それがウチら、『BlueMoon Harmony!』だ!
行こうぜ、みんな!
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(みんなの瞳の中に、力強い光が灯る。
誰もが月を見上げる、希望の夜の始まりだ!)