白石 紬 アイドルトーキング
1
プロデューサー! つ、ついに
本性を現しましたね! 私達をここまで
育てたのは、互いの生き残りをかけて
戦い、蹴落としあう姿を、高みから
見物するためだったとは……!
落ちつけ? わ、私は冷静ですっ!
2
はあ……決して、私達アイドルを
ふるいにかけるのが目的ではないと?
で、では、この時間の種目リストに
「イス取りゲーム」と書いてあるのは
何ですか!? これは生き残りをかけた
デスゲームの暗喩なのでは……!?
3
イス取りゲームというのは、本当に
ただのイス取りゲーム? この先の
勝負も、私達を切磋琢磨させて魅力を
引き出させるのが目的だと……。
な、な……なぜ最初にそれを言って
くださらなかったのですかっ!?
4
はあ……ここ最近、ひとりで悶々と
していたのは、何だったのでしょう。
生き残りがかかっていると思うと、
他の方にはうかうか相談もできず……。
ともあれ安心しました。ここから先は、
切り替えていくつもりです……!
5
仮に、今後の勝負にアイドルとしての
生き残りがかかっているのだとしたら
……勝つ自信はありません。ですが、
黙って負けを認める気もありません。
貴方にもらったアイドルの座は、
かけがえのないものですから……。