水瀬 伊織 アイドルトーキング
1
世界を裏で支配する資産家の令嬢にして
デストルドー創設メンバーのひとりって
役を演じることになったわ。それはいい
んだけど、監督が急に「悪いセレブは
ネコを抱いてなくちゃ!」ってネコ探し
に行っちゃって……何なのよ、もうっ!
2
きーっ! プロデューサー!
このネコ、なんとかしなさいよ!
飼い主の前では愛想よくしてるくせに、
私が抱こうとするとツメを立てるのよ!
相手によってコロコロ態度を変える
なんて、とんでもないやつだわ!
3
「ええ。この子も、捨て猫だったのを
保護して、いまは大切な家族です。
でもうちの慈善事業なんて、ヒーローの
みなさんの働きに比べたらちっぽけな
ものですけど……それでも私達なりに、
世の中をよくしたいと思ってるんです」
4
「デストルドーへの資金流入経路から
このレディ・グレイスに辿り着くなんて
……さすがね、ヒーローさん。
でも可哀想。その優秀さのせいで、
あなたは命を落としてしまうんだもの。
運命って皮肉よね~。にひひっ♪」
5
はあ、はあ……なんとかやりきったわ。
おかげで腕が傷だらけよ。あのネコ、
よくも伊織ちゃんの玉の肌を~っ!
プロデューサー、さっさと
ネコの爪切りをよこしなさい!
最後にきっちり矯正してやるんだから!