四条 貴音 アイドルトーキング
2
「北米のまつり姫はうまくやってくれた
ようです。デストルドーが潜み、新薬
デストラード66を開発しているという
関東の化学工場の場所がわかりました。
恐ろしい薬の量産だけは、なんとしても
阻止しなければ……」
3
変装前の私の髪は、わずかな光も反射し
て、暗闇で瞬いてしまいます。これでは
隠密としての任を果たすことはできませ
ん。かくなる上は髪を隠すため、黒い
ほっかむりを着用すべきでしょうか。
由緒正しき、泥棒の作法です。
4
「ヒーローならば正々堂々と?
そのような理、誰が決めたのでしょう。
私達は闇夜に潜むシャドウレディー。
悪を討つために、手段は選びません。
世界に平和をもたらすために、
喜んで汚名をかぶりましょう」
5
シャドウレディーの役を続けるうちに、
私も新たな技を身につけました。
プロデューサーの背後に密かに
忍び寄り、気づかぬうちにいたずらを
……ふふ、油断なさらぬことです。
これからは常に、あなた様のそばに。