白石 紬 アイドルトーキング
1
私のいただいた役は、深青書院の
『アーキビスト』のひとりです。
情報収集能力に長けた、知的でクールな
人物とのこと……。期待を裏切ることの
ないよう、最後まで知的に、クールに
演じきりたいと思っています。
2
「……『金魚は大海を知る』。さあ、
行ってらしゃい、私の金魚達。
紙から紙へ、脱走者達を追って……。
……ああ。早速、網にかかりましたね。
『セクター・ゼロ』へ出向中の
真壁さんに共有するといたしましょう」
3
「如月さん、申し訳ありません。
ヘリオトロープの生徒と駆け落ちした
四条さんの手がかりは、まだ……は?
手に手を取って出奔したのですから、
駆け落ちではないのですか? い、以前
読んだ書物には、確かそのように……」
4
あの……監督の思いつきで、私の役に
「引きこもりで世間知らず」という
設定が追加されてしまったのですが……
正直なところ、急な変更に対応できるか
不安です。素の自分とは、あまり
共通点がないように思えますし……。
5
急な変更には驚きましたが、演じきる
ことができました。予測不能な反応を
する相手にも対応しなくてはならないの
ですから、お仕事というのは大変
ですね。……プロデューサー、
なぜそんなに深く頷くのですか……?