プロデューサー。 新しい衣装、試着してみました。どうですか?
1
プロデューサー。
新しい衣装、試着してみました。どうですか?
2
うん。千早の雰囲気にぴったりだ。
ざっと見た感じ、問題もなさそうで良かった。
3
そうですか。
そう言ってくださると、私も安心です。
4
もしもその格好で歌いにくいようなら、教えてくれ。
青羽さんに、調整をお願いするから。
5
いえ、平気……だと思います。
……ふふっ、大丈夫ですよ。気に入りましたから。
6
派手でなくシンプルで、きちんとした衣装で。でも、
アイドルらしいかわいさもあって、好きな感じです。
7
そうか、良かった。……なんだか、変わったな。
衣装について、そんな風に言うなんて。
9
前は衣装のこと、何も言わなかったり、逆に文句……
いや、注文が細かかったり、とかもあったなって。
10
……そうかもしれません。以前はとにかく、
歌のことだけで頭がいっぱいだったので。
11
歌うことさえできれば、とか、歌えないなら、とか。
そんなことばかり、私は口にしていて。
12
確かに、そんな感じだったかもな。
俺も千早に、色々無茶を頼んでた気はするけど……。
13
ステージに立つ時も、格好を全然気にしなかったり、
そうかと思えば突然、変にこだわったりもして。
14
その……プロデューサー。
ご迷惑じゃなかったですか? 今更、ですけど。
15
いや。全然、迷惑なんてことはなかったよ。
千早がそれだけ、歌に対して真剣なんだってことだし。
16
以前のことよりも、今、この衣装を着た千早が
みんなにどんな歌を聴かせてくれるか……だよ。
17
頑張ります。アイドルとして。
この素敵な衣装に、似合うように。
18
私のことを待っている人達がいるなら、
必ず最高の、最上級の自分を届けてみせます。
20
はい。言葉ではうまく言えないですけど……
ありのまま、私の歌を。伝えたいです。
21
(千早は、静かに燃えている。歌だけじゃない、
この想いも共に、もっと多くの人達へと届けよう!)