あら、ちょうどよかったわ、プロデューサー。 アンタ今、ヒマなんでしょ? 話があるんだけど。
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あら、ちょうどよかったわ、プロデューサー。
アンタ今、ヒマなんでしょ? 話があるんだけど。
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いや、別にヒマじゃないけど……。
どうかしたのか?
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この衣装のことよ。その……アンタって本当に、
唐突にいい仕事をするわよね。見直したわ。
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ああ、その衣装か。うん、本当によく似合ってるよ。
いや、着こなす伊織がすごいのかな?
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ほんと、最初メールを返してこなかった時は、
タダじゃおかないんだからって思ったけど……。
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私のお願いをここまで叶えてくれたんだもの。
仕方ないから、今回は特別に許してあげるわ♪
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メール? お願い……?
ええと、伊織、なんの話をしてるんだ?
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なによ、まだとぼける気?
この衣装を作る前に、私が送ったメールの話よ!
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『バラの花モチーフの衣装ってステキね、アンタも
そう思うわよね?』っていうメール、読んだんでしょ?
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一緒に送った写真を参考にして、
この衣装を作ってくれたんでしょ?
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はあ!? そんなワケないじゃない!
ほら見なさいよ、ちゃんと私の履歴に……あ。
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でも、じゃあどうしてアンタ、
私が思ってた通りの衣装を作れたの……?
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それは……わからないけど、やっぱりアレかな。
今まで二人で、一緒にがんばってきたから……とか?
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そ……そうね。偶然かもしれないわ。
それはそれで……すごい気が、するけど……。
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ああもう、どっちでもいいわ! とにかく私は、
今回の衣装、とっても気に入ったの! だからっ!
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これからもこの調子で、ステキな衣装を
山ほどたくさん作ることっ! いいわねっ!?
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(どうやら最終的に、仕事のハードルがあがったという
ことらしい。……もちろん、望むところだ!)