MLTD Archive(β)

ふっふふ~ん……くる~りっ♪っと。

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ふっふふ~ん……くる~りっ♪っと。
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ずいぶんご機嫌だな、律子。 それ、お姫様ターンか?
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わっ、プロデューサー!? 何見てるんですか! やめてくださいよ。
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いや、衣装のフィッティングをするから立ち会え、 って言ってたのは、律子じゃないか……。
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そうでした! ああ、しまった。油断したー。 ちょうど今この瞬間を狙って来るなんてー。
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俺の他には誰も見てないから、安心していいぞ。 うん、かわいくて、よく似合ってると思うよ。
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はいはい、ありがとうございまーす。まったく……。
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この衣装、着丈や動きやすさはバッチリですよ。 そのあたりのお礼は、後ほど美咲さんに伝えるとして。
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あの……プロデューサー、 私に、気を遣ってくれたんですか?
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ん? なんの話だ?
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衣装のデザインのことですよ。私が好きそうなやつ、 プロデューサーが選んだんじゃないですか?
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なんのことだ? ……律子がカバンに忍ばせてる 少女小説の表紙絵なら、ちらっと見たけど……。
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それですよ、それ! 今回の衣装のイメージが…… あの、歌姫物語のヒロインに、すごく似てたから……。
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ドレスを着て、歌って、踊って……恋をして。 そういうヒロイン、昔は確かに、私の夢でした。
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そうか。だけど、今はどうなんだ? 今でも……夢なんじゃないのか?
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そうですね。……今でも夢です。ただ現実の私は、 何だかいつもバタバタしてる感じで。あはは……。
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まあ……この衣装を着てみたら、もうちょっとだけ 夢、見てもいいかなって思いましたけど。
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少なくとも、かわいいって言う人がいるうちは。 ……そのくらいは、うぬぼれてみてもいいですよね?
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もちろん。そのための、夢のような衣装なんだ。 それを着て、大舞台での大役、頑張ってくれ!
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ちょっ……プレッシャーかけないでくださいよ、もう! ……ふふっ。でも、確かに頑張らないと。
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紅白の勝負以前に、自分の着てる衣装に負けるような 気持ちだと、お話にならないですもんね。
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なんだか、テンションも上がってきましたし。 夢のお姫様にでもなったつもりで、やってみますか!
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ああ。頼むよ。期待してる。
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はい。私も、アイドルですからね!  ファンのみんなも一緒に、夢、見てもらいますよ!
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