(紬が、新しい衣装の試着をしている。 随分熱心だけど、何か気になるところでもあるのかな)
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(紬が、新しい衣装の試着をしている。
随分熱心だけど、何か気になるところでもあるのかな)
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紬、お疲れさま。その衣装、かなり
いい感じだと思うんだけど……どこか気になるのか?
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プロデューサー。
……このお衣装を見て、いい感じだと?
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うん、紬にピッタリの衣装だと思うよ。
ブログも読んだけど、気に入ったんだろう?
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えっ? もう、私のブログを読まれたのですか。
ずいぶんとチェックが早いのですね……。
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はっ! もしやダメ出しをするために、
更新されるのを待ち構えて……?
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いや、ブログはよく書けていたよ。
紬の衣装に対する想いが、よく伝わってきたと思う。
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うん。だから、何を気にしているのかなと思って。
少しでも引っかかる事があるなら、言って欲しい。
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そんな……
この衣装に問題など、何もありません。
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ブログにも、とても気に入ったと書いたはずです。
……本当に、ちゃんと読んだのですか?
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よ、読んだよ。だから余計に気になるというか……
熱心に衣装を確かめているようだったから、その。
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はぁ……。あなたは何もかもわかっているように
見えて、その実何もおわかりになっていないのですね。
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あなたも、ご存知だと思いますが……
私の家は呉服屋です。
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ですから、いつか自分が結婚するとしたら、
その時は……和装なのだと思っていました。
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なるほど……。確かに紬の家の着物は、
とてもいい品物だって社長も言ってたよ。
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はい。なので、ウェディングドレスを着ることは
ないのだろうと、そう思っていたのです。
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それがまさか、このような形で叶うとは……
これも、アイドルになったおかげなのでしょうか。
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アイドルになったおかげか……そうかもしれないな。
ならこれからも、着る機会はきっとあるよ。
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そう……ですね。ふふっ。衣装とはいえ、あまり
何度も着ると、照れくさい気もいたしますが……。
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とはいえ、このお衣装は私だけのもの……。
大切にしますね、プロデューサー。