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(千早のサイン会のため、秋葉原の本屋にやってきた。
もうすぐ開店だが、千早は……)
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おーい、千早。なんだ、売り場にいたのか。
もうすぐ開店だけど、なにをしてたんだ?
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はい、店内の雰囲気をつかんでおこうと、
見てまわっていました。
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それにしても、すごい数の書籍ですね。
作品を探すのも大変そうです。
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いえ、特にそうわけでは。ただ、マンガや
ライトノベルで、何かいいものがないかと思って。
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こちらの書店では、そういった本が人気だと
聞いたので……最近、読み始めました。
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それに、以前からファンレターやサイン会で、
ファンの方がそういう話題を出すことも多くて。
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……知りたくなったんです。
皆さんが興味を持っているものを。
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なるほどな。
……だったら、このマンガとかはどうだ?
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これは……、あっ!
先日、七尾さんが薦めてくれたものですね。
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歌を力に変えて戦う少女達の物語だとかで……。
読んでみたいと思っていたところです。
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へえ、そうだったのか……。
よかった、探す手間が省けたな!
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……でも、さすがですね。
私が興味を持つ本を、ピタリと当てるなんて。
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いや、千早と同じだよ。千早がファンのことを
知りたいと思って、マンガに興味を持ったように……。
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俺も千早のことを知りたいって、
よく思ってるだけというか。
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……あの、では、プロデューサーの
好きな本も、教えてもらえますか?
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ん? 別にいいけど、千早の好みには
合わないかもしれないぞ?
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そうか? それなら、これと……これと……。
あっ、千早なら、あれも気に入るかもしれないな!
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あ、ありがとうございます。
……あの、一冊ずつ、読んでみますね。
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ページをめくるたびに、少しずつ……。
学んでいきます。……ふふっ。