1
(前の現場が押しに押して、雪歩はリハーサルなしで
ライブに出ることになってしまった……)
2
すまない、雪歩! ぶっつけ本番になる。
だけど、いつも通りにやれば大丈夫だからな!
3
プロデューサー……ううっ。
そう言われても、やっぱり緊張しちゃって……。
4
そ、そうだ! こういう時はお茶ですよね!
落ち着くためにお茶を……。
5
あ、あうう、淹れてる時間がないですぅ!
はううっ、ど、どうしたら……。
6
雪歩、ひとまず深呼吸だ。
ゆっくり、息を吸って、吐いて……。
7
は、はい。ゆっくり息を……。
す、すう、はあ……。
8
気楽に、リラックスしよう。何かこう、
楽しかったことでも、思い浮かべて……。
9
リラックス……楽しかったこと……ええと。
……あ! ふふふっ♪
11
ふふっ……昨日のロケのこと、思い出しちゃって。
すっごく綺麗な冬景色だったのに……。
12
プロデューサーのくしゃみで、
枝の雪がどさどさー、って落ちちゃって……♪
13
ああ、あれか。俺たちの上に雪がドッサリ積もって……
ごめんごめん、雪歩も冷たかったよな?
14
いえっ、ちょっとだけ、ビックリしましたけど……。
でも、なんだかすごく面白かったなぁって♪
15
そうか、それならいいんだ。
さて、そろそろ出番だけど、大丈夫そうか?
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え? ……あ、そうでした!
……あれっ? なんだか私、落ち着いてるかも……?
18
えへへ。これって、プロデューサーの
くしゃみのおかげですよね?
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私も見習って、今日は思いっきり、大きな声を出して
……みんなの笑顔のきっかけ、つくってみますね。
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はは、くしゃみを見習うってのも、変な話だけど……。
ともあれ、任せたよ。しっかりな!
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はいっ! すう……はあ……。
プロデューサー。それじゃあ、行ってきます!
22
(ステージに向かう雪歩の足取りからは、
力強さが感じられた……これなら、いけそうだな!)