MLTD Archive(β)

プライヴェイト・ロードショウ 水瀬伊織

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ふう。ここまでくれば、ひと安心ね。
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伊織、どうしたんだ? そんな撮影用の衣装のままで……。
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……あら、プロデューサー。 そこにいたの。何やってるのよ、残業?
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古い企画資料の整理をしてたんだ。 そういう伊織は?
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別に……衣装を試着してたら、亜利沙が写真を 撮ったり、ロコがスケッチを始めたりして。
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そのうち瑞希や亜美まで集まってきて……、 騒がしくなってきたから、抜け出してきたの。
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まあ、いつものことだけど……ケホッ。 それより、この部屋ホコリくさいわよ?
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ごめんごめん。資料がホコリ被ってて……あ。 伊織の写真だ。
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写真? 見せて見せて……うわ、ホントに最初の頃の 写真ね。こんなの、とっておいたわけ?
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まあ、資料だから。懐かしいか?
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まあ……ね。それにしても、 この時の私の衣装、自前の私服だったのね。
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自前にしては、上等な服だけどな。
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あの頃はまだ、家がうるさくて……どこに行くにも きちんと決められた服を着るように言われてたわ。
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出かける時も、いちいちメイドが手も口も出してきて。 ホント、うるさかったんだから。
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へえ。今は、そういうことはないのか?
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ええ、今はちゃんと自分で選んでるわよ♪ 着かたも好きなようにアレンジして~♪
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……まあ、それくらい、当たり前だけど。
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そうだな。……ん? 廊下から声が……。 亜利沙たちが探しに来たんじゃないかな。
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はあ……どうしてほっといてくれないのかしら。 美少女すぎるのも考えものよね~。
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はは、そうだな。あんまり独占してると怒られそう だから、相手してやってくれないか?
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……そうね♪ 仕方ないから、そろそろ出て行って 見せびらかしてあげることにするわ。
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サービスよ。いつも通りに、みんなを 楽しませないとね。にひひっ♪
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