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豪快キャプテン 水瀬伊織

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(今日はドラマのリハーサル。伊織は幼馴染のひなたと 敵同士になってしまった、海賊団の団長役だが……)
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おまたせ、プロデューサー。 そろそろ始まるわよね? こっちは準備できたわよ。
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お疲れさま。それが、もう少し待つらしいんだ。 悪いけど、みんなにもそう伝えてもらっていいかな。
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ええ。……でも、なるべく急いだほうがいいわね。 ウチの連中は、気が早い子が多いんだから。
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みんな、もうすぐだって盛り上がっちゃってるの。 このままじゃ歌って踊りだしちゃうかもしれないわよ♪
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おっと、それはまずいな。 そこは親分の統率力でひとつ。頼むよ、親分!
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ちょっと! アンタまで私を親分って呼ぶのは やめてよね。なんかほかの呼び方はないの?
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アンタまで? ……おっと、失礼、「キャプテン」。 これでいいかな?
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よろしい。はぁ、まったく……。実は、亜美も美奈子も 親分親分って、ちっともまともに呼ばないのよ。
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やよいは何度言っても伊織ちゃんだし、瑞希なんて なにを間違えたのかお母さん、なんて呼んだんだから。
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はは、それだけ慕われているってことだよ。みんな 伊織が海賊団の団長って事は認めてるわけだし。
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それもまだ納得してないのよね。はぁ……。 ねぇ、アンタから見て、私ってそんなに海賊っぽい?
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海賊っぽいと言うよりは、団長……キャプテンでは あるかもな。伊織は何をやっても伊織だからさ。
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どういう意味よ。
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なんとなく、伊織なら……航路の先に嵐がきたとしても 自分のやり方で進んでいけちゃう気がするんだよな。
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上手く言えないけど、そういう安心感があるから みんな、伊織についていきたくなるんじゃないかな。
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ふうん……みんな、ね。 ……プロデューサーもそうなの?
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もちろん。伊織がキャプテンの船なら、 どんなに荒れた海だって恐れず漕ぎ出していけるよ。
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ふ、ふん、また調子のいいこと言って! まぁ、当然と言えば当然のことだけど。
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……ん? 伊織、気のせいかも しれないけど、少し、顔が赤……。
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な、なんでもないわよ! それより、おしゃべりは このくらいにして、みんなのところに戻らないと。
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忠実なウチの団員たちに、早くキャプテンの かっこいいところを見せてあげないとね! にひひっ♪
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