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(控え室に名刺入れを忘れてきてしまった。
見つけたら、急いで受け付けに戻らないと……)
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あら、プロデューサー。
未来たちとすれ違わなかったの?
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お疲れさま、伊織。
会わなかったけど……みんなは?
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今日のケータリングが何か、見に行ってるわ。
南エリアの名物がたくさんあって面白いからって。
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私はパス。本番前にお腹いっぱいになったら、
動けなくなりそうだもの。
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それで、あんたは何しに控え室まで戻ってきたの?
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あ、そうだ。
名刺入れを忘れていったと思うんだけど……。
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伊織? そこをどいてくれないと、
名刺入れが取れないんだけど……。
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返してほしかったら、私の言うことを聞きなさい!
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ええっ!? 急にどうしたんだ、伊織。
冗談はやめて……。
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冗談なんか言ってないわよ、このトーヘンボク!
アンタ、いちばん大切な仕事を忘れてるんじゃないの?
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あんたは、私たちの何? ちゃんとプロデューサーの
仕事をするまで、これは返さないんだから。
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仕事……。
もしかして伊織、緊張してるのか……?
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ううう、うるさいわね! 緊張で食事も喉を
通らないなんて、誰も言ってないでしょ!
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それに私だけじゃないわ! みんなのことを安心させる
って約束できないなら、これは返さないんだから。
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ふふん、当然じゃない♪
今日の公演、期待してなさいよね!
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会場にきたお客さんのハートは、私たちが
必ずいただくんだから。にひひっ♪