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可憐なアンティークドール 水瀬伊織

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(今日は伊織に連れられて、楽器店へとやって来た。 何やら買いたいものがあるということだが……)
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ちょっと、これ全部レコードプレーヤーなわけ? どれも同じに見えるけど、何が違うのかしら……。
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あーもうっ、こんなに種類があるなんて聞いてない! ボーっとしてないでアンタも考えなさいよ。
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なるほど、レコードプレーヤーを買いに来たのか。 えーと、予算はどれくらいだ?
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そんなのはどうでもいいのよ。 とにかく一番のオススメを教えなさい!
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わ、わかった。うーん、そうだな……あ、これは? スピーカーもセットになっていて扱いやすいと思うぞ。
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どれどれ。……うん、じゃあそれにするわ。ありがと。 やっぱりアンタを連れてきて正解だったみたいね。
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役に立てたならよかった。 それにしても、伊織がレコードとは意外だな。
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確かにそうね。私だって、レコードなんか ただのアンティーク趣味だと思っていたし。
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でも、聞いてみると結構いい感じなのよ♪ なんていうか、コンサート会場にいるような気がして。
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へえ。そういえば、この前の撮影スタジオでレコードを 流していたっけ。あれは確かにいい音だったな。
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そうよね。どうしてあんなカビくさいのが今でも 残ってるのか不思議だったけど、わかった気がするわ。
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そうだ。ねえ、次に曲を出す時、レコードも作ったら どうかしら? このプレーヤーで聞いてみたいわ。
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アナログ盤か……根強いファンは少なくないし、 ジャケットをインテリアとして飾る人もいるもんな。
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うん、面白そうなアイディアだ。 曲のイメージと合わせて……アリかもしれないぞ。
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ふふん、いいじゃない。 完成したら、まずは伊織ちゃんに聞かせるのよ。
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そのあと劇場で鑑賞会を開くのもいいわね。 にひひっ♪ いい紅茶とお菓子を用意しなきゃ!
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(よほどレコードが気に入ったようだ。 期待に添えるよう、頑張って企画を通さないとな)
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