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(貴音のMV撮影のため、訪れたのは北の都・札幌。
前日入りして一泊し、今日が撮影本番なのだが……)
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貴音、昨日はつい遅くまで、雪まつりを
楽しんじゃったけど……ちゃんと眠れたか?
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はい、それはもうぐっすりと。本日の撮影では、
最高のぱふぉーまんすをお見せできるかと……。
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ならよかった。珍しくはしゃいでたみたいだから、
寝付けるのか心配してたんだ。
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まあ、そのように思われていたのですか?
でしたら、言ってくださればよかったのに……。
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はは、ごめんごめん。でも祭りをしっかり楽しめて、
夜もしっかり眠れたのなら、良かったよ。
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はい……。美しくも繊細で、どこかあたたかな
像に囲まれて。真、不思議な体験でした……。
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いえ、あの……昨夜はここからも見えた雪像が、
今朝は見当たらないのです。もしや……?
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ああ、もう撤去が始まってるみたいだな。
お祭りは昨日で終わりだから。
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そうでしたか……。あれほどの細工を作り上げるのは、
さぞ手間がかかったことでしょうに。
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光を浴びて輝けるのは、ほんのひと時の間だけ……。
無常なものですね。
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そうだな……。でも、だからこそ、
かけがえがなくて、大切に思えるのかもな。
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それに、消えるばかりでもないだろうし。
来年はまた、新しい像に出会えるんじゃないか?
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まあ……。ふふ、おっしゃる通りですね。
時はいつまでも、巡り続けるもの……。
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たとえ一時、失われたように見えても、
いつかまた、新たな姿で……。
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あの、プロデューサー?
私達は、来年もまた……ご一緒できるでしょうか?
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もちろん。同じお祭りじゃないかもしれないけど、
貴音へのオファーはたくさん来てるから。
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まだまだ、俺達はこれからも一緒だ。
貴音さえ良ければ、だけど。
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まあ。ふふっ、もちろんです。私のプロデューサーは、
あなた様をおいて……他には……。
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でも、今は目の前の仕事に集中だ。
さあ、準備はいいか?
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そうでしたね。ひとつひとつの仕事もまた、
かけがえのないもの……。
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では、プロデューサー。
今日も、共にまいりましょう!