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ところで、プロデューサー殿。
人を背後からそっと見守るの、やめてもらえませんか。
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気づいてたのか……。いや、感慨にふけってるところ、
邪魔したら悪いと思って。
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お気遣いどーも。でも、足音が近づいてきて
背後で止まったら、普通気がつきますからね?
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それで、どうしたんですか?
私になにか用事でも?
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用事というか、ただの挨拶だよ。
ライブ公演のプロデュース、本当にお疲れさま!
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え? それをわざわざ言いに来てくれたんですか?
さっきもライブが終わってすぐ、言ってくれたのに。
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さっきは、アイドルの律子に言ったんだ。
プロデューサーの律子には、言ってなかったから。
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プロデューサーの……なるほど。
ふふっ、はい、ありがとうございます♪
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本当、なんとかなるもんですね。
じつは、あんまり自信なかったんですけど。
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アイドルとプロデューサーの兼任。
途中で音を上げる自分が、容易に想像できたというか。
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まあ、愚痴や泣き言は出るだろうと思ってたよ。
でも結局はやり遂げる、とも思ってた。
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あはは。褒められたんだか、貶されたんだか……。
ま、いいですけど。
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とにかく、そういうことなら私も、
あらためて挨拶させてもらいますね。
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これからは、アイドルとしても同僚としても。
よろしくお願いしますね、プロデューサー!