1
(琴葉のライブが、もうすぐ始まる。
本人はなんだか、緊張した顔をしてるけど……)
2
琴葉、お疲れさま。
緊張してるみたいだけど、大丈夫か?
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あっ、プロデューサー! その……はい。
ちょっとだけ、プレッシャーが……。
4
和風のステージと衣装で、いつもと
雰囲気が違うせいでしょうか……。
5
今日までしっかりレッスンしてきたじゃないか。
その成果を出せれば、きっと大丈夫だ。
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それは……もちろん、そうなんですけど。
でも、やっぱり色々と考えてしまって……。
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和風のステージ、そして着物に見立てた衣装。
これは、日本を象徴するようなものですから……。
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それを私が務めることで、果たして、
日本の歴史や文化を伝えられるのかどうか……。
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すみません……アイドルとしては、それだけじゃ
ダメだってこと、わかっているつもりなんですけど。
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でも私がしっかりしないと、日本の文化に
泥を塗ってしまうんじゃないかって……。
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考えすぎだよ、琴葉。それにお客さんが
期待してるのは、琴葉のステージなんだから。
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うん。日本の歴史や文化も大事だけど……
お客さんが見たいのは、何よりも琴葉だと思う。
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完成度が高いに越した事はないけど……それより、
琴葉が今日のために頑張った姿が、見たいのかもな。
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そう……なんですね。たしかに、今日まで
積み重ねた練習は、誰にも負けないつもりです!
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なら、自分の努力を信じよう。
そして思いきり、ライブを楽しむ事!
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プロデューサー……わかりました!
私、精いっぱいやってみます。
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そして、お客さん達に笑顔になってもらいます!
ふふっ。
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(少し肩の力が抜けたのかな……いい笑顔だ。
頑張れ、琴葉!)