4
用事かって……忘れたんですか?
ファンレターが届いてるから、後で取りに来いって。
5
あ! そうだそうだ。
ええと、こっちの引き出しに……あったあった。はい。
6
『EScape』のイベントもあったからかな?
どっさり届いてるぞ。よかったな!
7
ありがとうございます。
……あの、ここで読ませてもらっていいですか?
8
え? ああ、別に構わないけど……
ちょっと業務があるから、やっててもいいか?
9
はい、邪魔にはなりませんから。
じゃあ、失礼します。…………。
13
あっ……ごめんなさい、邪魔しましたか?
ファンレターの内容で、考えさせられてしまって。
14
いや、一段落したところだから大丈夫だよ。
それより、どこが考えさせられたんだ?
15
「私は『EScape』のファンです! メンバーも、
曲も大好きですけど、ストーリーがとても好きで……」
16
「私も、今生きているこの世界が全部夢だったら
どうしよう!? って、考えたことがあったんです」
17
「そんな風に考えてしまうこと、ありませんか?」
……って。
18
なるほど……確かに昔、
そんなことを考えた気がするなぁ。
19
プロデューサーさんは、どうしますか?
この世界が全部、夢だったら。
20
そうだな……3人のアンドロイド達と、同じ考えかな。
夢だろうと現実だろうと、変わらないよ。
21
アイドルのみんなが……志保がいてくれるから。
プロデューサーとしては、それが全てだ。
22
……。ふふっ、なんだか……いえ、なんでもないです。
じゃあ、もう少し読みますね。静かにしてますから。
23
(笑われてしまった。ちょっとカッコつけすぎたかな?
さて、こっちも仕事に戻るとするか……)