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(桃子のステージが終わった。まるでおもちゃ箱を
ひっくり返したような、にぎやかなステージだったな)
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お兄ちゃん!
どう? 桃子のステージ、すごかったでしょ?
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ああ! さすが、桃子はプロだな。
立派にアイドルしていたよ。
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もう、何言ってるの? お兄ちゃん。
桃子は最初からプロだよ。
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もちろん、子役……女優としてはな。
でもアイドルとしては、ここからだぞ!
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な、なによ……お兄ちゃんのくせに、ナマイキ……!
それなら、桃子のどこがダメか言ってみて!
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も、桃子に、悪いところがあるなら……そういうの、
ちゃんと直すもん……桃子は、プロなんだし……。
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え? ああいや、どこがダメとかじゃない。
すまない、言い方が悪かったな。
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未完成っていうのは、未熟って意味じゃない。
桃子は、まだまだ伸びるって言いたかったんだ。
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ふ、ふ~ん……? それってつまり、
桃子はもっともっと、すごいアイドルになるってこと?
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そうだ! 桃子はこれから、もっともっとすごい
アイドルになる! 俺がそう、保証するよ。
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そ、そう……まあ、お兄ちゃんの言い分は
わかったけど。……でも、やっぱりナマイキだよ!
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桃子、ノド乾いちゃった。
バツとして、ジュース買ってきて。
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もっとすごいアイドル、か……。
えへへ……♪