音声再生は内部プレビュー専用です。本文はどなたでも閲覧できます。
1
(今日は忙しくて、朝から何も食べていない……。
うぅ、さすがにお腹が空いたな)
2
(しかもさっきから、なんだかいいニオイが
するし……ああっ、ダメだ! もうガマンできない!)
4
あ、あれっ? お兄ちゃん、
まだ仕事中のはずじゃ……どこに行くの?
5
桃子か……いや、おいしそうな匂いがするから、
気になってな。給湯室からか……。
6
えっ!? それは……ダメッ!
まだ途中なんだから! 見た目も全然……。
7
うん? 途中って……。
もしかして、桃子、何か作ってるのか?
8
あっ……も、もう!
内緒にして、ビックリさせようと思ったのに。
9
美也さんに教えてもらって、かんたんな料理を
作ってるの。お兄ちゃん、何も食べてないでしょ?
11
べ、別に、お兄ちゃんのためだけじゃないけど!
みんなも、軽く何か食べたいかなって。
12
でも、おいしいかどうか、わからないよ。
っていうか、あんまり自信ないかも……。
13
いや、さっきから、すごくいいニオイだぞ!
こんなの美味しいに決まってる!
14
お兄ちゃん、食いつきがすごいんだけど……。
まあ、美也さんが教えてくれてるからだと思うよ。
15
美也さんって、すっごく料理が上手なんだね。
お兄ちゃん、知ってた?
16
優しい味つけで、盛りつけもとってもきれいで。
桃子が何度も失敗しても、ちゃんと教えてくれるの。
17
う、うぅ……聞いてるだけでお腹が減ってくるよ。
18
まだ、味見してないんだけど……お兄ちゃんが
どうしてもっていうなら、味見役してもいいよ。
20
もう、調子がいいなぁ……ふふっ♪
練習のもあるんだから、覚悟してね! お兄ちゃん。