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(グラビア雑誌のタイアップ企画の撮影が終わった。
『デビル』がテーマの歌織さん、雰囲気出てたな……)
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あの、プロデューサーさん。
少し、こちらに来ていただけませんか?
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いえ。大したことではないんですけど。
ひとつ、聞きたいことがありまして……。
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プロデューサーさんは、撮影中の私を
見ていて、どのような気持ちになりましたか?
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それは……歌織さんに衣装が似合っていて、
とても魅力的だな、と……。
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……本当に、それだけですか?
この衣装は悪魔をイメージしたものですよね。
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撮影中も細かいところまで気を配ったのは、
たくさんの方が見るということだけでなく……。
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プロデューサーさんを……私を見つめていた、
あなたを魅了するためだったんですよ?
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ふふっ……ふふふっ……♪ なんて、ごめんなさい。
そんなに困らせるつもりはなかったんです。
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ただ、悪魔の言葉は、人間の心の隙間に入り込んで
魅了してしまうと読んだものですから。つい。
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そ、そういうことでしたか……。
はあ~、本気でドキドキしました。
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悪魔に魅入られるって、ああいうことなんですね。
今の瞬間も、グラビアにしたかったです。
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本当ですか? でも、こういうイタズラができるのは
相手がプロデューサーさんだからです……。
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だから今のは、プロデューサーさんの心に
しまっておいてくださいね。ふふっ。
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(色々な表情を見せる歌織さんに、またドキドキして
しまった。これは……悪魔というより小悪魔かも?)