2
はい……。ARRIVEの在り方について、
私の意見を申し上げてもよろしいでしょうか。
3
もちろん! ユニットを良くするためにも、
気づいたことはどんどん言ってほしいな。
4
では、遠慮なく……。
実は私、篠宮可憐を心配しております。
6
はい……。
可憐は、実力こそありますが、繊細です。
7
リーダーとしての心労がかかりすぎないよう……
私なりに、皆を支えていけたらと。
8
なるほど……。貴音は貴音の立場で、
ユニットのことを考えてくれたんだな。ありがとう。
9
いえ、このくらいは当然のことです。
私達は皆、765プロの仲間なのですから。
10
そこで、考えてみたのですが……やはりユニットの
成功には、皆の結束を固めることが大事かと。
11
己を知り、仲間を知り、互いに助け高め合う……。
和の心こそが重要ではないかと思うのです。
12
そうだな。
メンバー同士の信頼関係は、何よりも大事だ。
13
ただ、そのように心がける上で……
少々困ったことがありまして。
16
伴田路子が口にする言葉が、
理解できないのです。
19
あのように異国の言葉を散りばめられては、ちんぷん
かんぷんで……私には、彼女の心が見えないのです。
20
プロデューサー、私は、
どうすればよろしいのでしょうか?
21
難しい問題だな……。あれは異国の言葉というより、
インスピレーションを口にしているというか……。
24
貴音、今からロコのところに行こう!
まずはロコとの会話に慣れるところから始めるんだ。
25
なるほど……やはり、何事も経験なのですね。
では、参りましょう。
26
あれ……プロデューサーさんに、
貴音さんも……ど、どうかしたんですか……?
27
レッスンの途中にすまないな、ふたりとも。
ちょっと、ロコに用事があるんだ。
28
ミーティングですか?
ロコはいつでも、プリパレーションできてますよ♪
29
ぷりばれ……。いえ、今は置いておきましょう。
私は、伴田路子のことをよく知りたいのです。
31
はい。しかし、なかなか難しく……
可能な範囲で構いません、教えていただけますか?
32
なるほど……ロコアートが、タカネのハートを
キャッチしてしまったんですね! わかります!
33
じゃあまずは、このスケッチブックにアテンション
してください! ロコアートのエッセンスが……。
34
ろ、ろこあーと……ではなく、
私は、伴田路子自身のことが知りたいのですが……。
35
えっ? ……タカネ、ロコアートの
イノベーティブにシンパシーを感じたんじゃ……?
36
そ、そうですね。私はろこあーとの、
井野辺支部?とやらを心配したわけではなく……。
37
……? プロデューサー。タカネの言ってる
ことが、ロコにはちっともわかりません……。
38
あ、あの……ロコちゃん。貴音さんは、ロコちゃんの
友達になりたい……って言ってるんだと思います。
39
こ、これから一緒に頑張る、仲間ですから……。
きっと、仲良くしたいんじゃないかな……?
40
……! そ、そうだったんですか。
そうならそうと言ってください、タカネ!
41
なんと……通訳をもこなすとは……
ありがたいことです。
42
そ、そんな、大したことでは……
でも、あってたみたいで、よかった……♪
43
えへへ……でも、タカネ! それならますます、
ロコアートについて知ってほしいです!
44
ロコ=ロコアートですから!
さ、これをオブザーブしてください!
45
おぶさーる……はっ! この面妖な曲線と色遣い……
真、趣深い芸術作品です。これが、ろこあーと……。
46
そうなんです!
我ながら、これはマーベラスな出来だと想います!
47
ふふ……たしかに伴田路子を理解する上で、
この絵画を拝見するのは効果的でした。
48
ロコアートの魅力をシェアできてうれしいです!
タカネはまさにベストフレンドです♪
49
貴音さん、ロコちゃん……。
な、仲良くなれそうですね……よかった……。
50
可憐のおかげだよ。
可憐が貴音の気持ちを、翻訳してくれたからこそだ。
51
そ、そんな……。私は、貴音さんの気持ちが
伝わればいいなって……ただ、それだけで。
52
それだけでいいんだよ。可憐がした方がいいと思う
ことを、自信を持ってしていけばいい。
53
メンバーのことを見て、メンバーの手助けをする。
それは立派なリーダーの仕事だからな。
54
プロデューサーさん……。
あ、ありがとうございます……!
55
伴田路子……いえ。今こそ親愛の気持ちを込めて、
こう呼ばせてください。
57
み、みちこじゃないです!
ロコのファーストネームは、ロコなんですってばー!