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(今日はエレナと莉緒で、イベントの仕事だ。
ARRIVEの宣伝をするいい機会だ!)
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エレナ、莉緒。ふたりとも準備はいいか?
ARRIVEの宣伝、頼んだぞ!
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もちろん! お肌のコンディションも、バッチリ
整えてきたし……レッスンの成果、見せるわよ♪
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いっぱいのお客さんに囲まれて、レッツダンシング!
エヘヘ。想像するだけでワクワクするネっ!
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気合い充分だな! でも今日は、午前と午後の
二部構成だ。張り切りすぎて、バテないようにな?
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えー、プロデューサーは心配しすぎだヨー。
ダンスだったら何時間でも続けられるヨ。ねっ、リオ?
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ええ、楽勝よ!
私達の晴れ舞台、しっかり見ててちょうだい。
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お疲れさま! ふたりとも、バッチリだったぞ!
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でしょでしょ! プロデューサー、
ワタシのこと、もーっとほめてもいいんだヨっ。
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午後のステージを無事にこなしたらな。……それで
二人とも、お昼はどうする? 弁当があるらしいけど。
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食べる~! エヘヘ、張り切ったらお腹すいちゃった♪
お弁当もらってくるネっ!
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……行ってしまった。ステージを
こなしてきたばかりなのに、エレナは元気だな。
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莉緒は……だいぶ疲れてるみたいだな。
水は飲めるか?
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ありがとう……助かるわ。
でもね、疲れてるだけじゃないの……。
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最前列にね、若い男の子のお客さんがいたのよ。
中学生か、高校生くらいかしら?
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へえ、いいことじゃないか。765プロライブ劇場が
若い年代にも認知され始めたってことだし……。
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ええ! もちろん、それ自体はいいのよ。
ただ……ただね……。
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その男の子……私が笑顔で手を振ったら、
バッと顔を背けて、一目散に逃げ出しちゃったの!
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でも、エレナちゃんには手を振り返してたのよ!?
なんで私だけ!? うう、ショックだわ……!
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うーん……もしかしたら、莉緒の笑顔は、
若い男子には刺激が強すぎたのかもな……。
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はぁ~あ……私、もしかして年なのかしら……。
ファンには逃げられるし、体力も足りないし……。
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エレナちゃんみたいにフレッシュな子と組むなら、
若くて、元気ハツラツな子の方がよかったのかも……?
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何を弱気なことを言ってるんだ。
各種コンディションはバッチリじゃなかったのか?
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そう……そうよね。
ごめんね、変なコト言っちゃったわ。
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私も、お昼ごはん食べてこなくちゃ!
じゃあ、後でね、プロデューサーくん。
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ああ。
午後のステージが始まるまで、しっかり休むんだぞ!
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みんな、イイ感じに盛り上がってるわね!
次の曲は、お姉さんがもっとサービスしてア・ゲ・ル♪
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(莉緒らしいユニークなMCだ。休憩のときは
心配したけど、この調子なら大丈夫そうだな……)
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(莉緒がこっちを見た!
まさか……機材トラブルか!?)
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ど、どうしよう、リオ!?
マイクが全然入ってない……これじゃ歌えないヨー!
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大丈夫よ、エレナちゃん。……みんなー!
音声が止まっちゃったみたいだけど、気にしないで!
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すぐにスタッフさん達が対応してくれるから、
そのままもうすこし待っててね!
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ウフッ、ありがと♪
みんな、大好きよー! チュッ!
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……ふう。
とりあえずは、こんなところで大丈夫かしら?
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ナイスフォローだ、莉緒! 少し待機しててくれ。
俺は原因を調べてくる!
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大丈夫だ、すぐ戻ってくるから。
ふたりは指示があるまで、控え室で待っててくれ!
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リオ……。
プロデューサー、行っちゃったネ……。
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大丈夫よ、エレナちゃん。
プロデューサーくんなら、すぐ戻ってくるわ。
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でも、お客さん、帰っちゃわないカナ?
せっかく楽しいライブだったのに……。
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うん……でも、きっと待っててくれるわ。
私達はみんなを信じて待ちましょう。……ねっ?
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うん……そうだネ。
わかった。信じて待つコトにするヨ。
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ククク……百瀬莉緒、か。
なるほど、なかなか……悪くないではないか。