1
(『トゥインクルリズム』のレッスンは続いている。
今日は百合子と春香が仕事で外出中か)
2
(育と亜利沙は
劇場の近くでレッスンしているはずだが……)
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ぎょ、ギョーカイジンめ~っ!
もう許さないんだから! えいっ!
4
(うーん、育はがんばって役になりきろうとしてる
けど、どうしても、ちょっと可愛すぎるな……)
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ムホッ!? シースー団に囲まれたわー! 今のうちに
へんし……へんしゅい……やーん! また噛みました!
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(亜利沙も頑張っているが、演技が厳しそうだ。それに
魔法少女がムホッ!なんて言っちゃダメだろう……)
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トゥインクルパワー全開!
ギロッポンなんかに負けないんだからっ!
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あ、プロデューサーさん!
来てくれたんだ! お疲れさまです。
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ううん……。あのね、たくさん練習してるんだけど、
なんかうまくいかないの。
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ありさもですぅ~。せっかくカメラもありさメモも
封印して、気合い入れてるのに……。
14
なるほど。じつは、そんなことだろうと思って、
今日は先生に来てもらってるんだ。
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育ちゃん、亜利沙、プロデューサー!
おっつかれさまでーす!
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真は演技もアクションも得意だからな。
先生として適任だろう。真、任せて大丈夫か?
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へへっ、もちろんですよ! かわいい後輩の
悩みのためなら、一肌も二肌も脱ぎますって!
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ムフゥーっ!!
真くんが脱ぎ……脱……ゴホン!
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亜利沙……ちゃんとするんだぞ。
それじゃ、真、この二人にレッスンを……。
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それじゃ、ふたりの演技を改めて見てみたいから
一度、リハしてみようか!
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そうだなぁ。問題はいろいろあるみたいですが、
要はビシバシッとかっこよく動ければ全部OKですよ!
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確かに、そうか。かっこよく見える……。
それがすべての根底かもしれない。
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さっそく特訓してみようか。
まずお手本を見せるよ。
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アクションって言っても、構え過ぎないようにね。
ダンスの時の姿勢を思い出して!
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今のはかっこいい中にも、さりげなく女の子らしい
しなやかさまで……! さっそくありさメモに!
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はっ、ありさメモは持って来てないんでした!
ううー! 持ってくればよかったですぅ、とほほ……。
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よっし! じゃ、次は演技をやるよ。
例えばだけど……二人とも、よく見ててね。
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「ここに来たって事は、もう覚悟してるんだよね?
君は……もうボクから逃れられないよ?」
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め、メロメロになる演技です!
ありさ感激ですぅ~!!
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あはは、大げさだなぁ。要するに、どこまで役を
自然に意識できるようになるか、だと思うんだけど……
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練習してコツをつかめば、
みんなできるようになるから。大丈夫!
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わたし、決めた! 真さんみたいに、みんなに
憧れられるステキな女の子になる!
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えっ。……ステキな……女の子……?
へへ、えへへ……やだなぁもう、照れるなぁ♪
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よぉし、それじゃ、どんどんいってみよう!
見ててね、育! ボクの全力の女の子っぷりを!!
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(こうして、真の熱血指導の甲斐あって、みんな上手く
できるように……簡単にはならなかった。でも……)
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二人とも、疲れたかい? ちょっと休憩しようか。
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ありさ、もうヘトヘトです~……。
やっぱり、なかなかうまくできません……。
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でも、ふたりとも、魔法少女になるために……女の子の
夢を守るために、こんなに真剣になれてるんだ。
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だから、大丈夫だよ! きっと撮影も成功する!
ですよね、プロデューサー♪
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そうだな。そういう意味では
二人とも、もう立派な魔法少女だ!
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わぁ……!
ありがとう、真さん、プロデューサーさん!
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亜利沙さん、もっといっぱいがんばって
はやく真さんみたいになろうね!
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そうですね、育ちゃん! カンタンにヘトヘトだなんて
言ってるヒマはありませんでした。頑張りましょう!
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あははっ、すごいね二人とも!
それじゃもうちょっと、頑張ろうか!
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(真のおかげで、二人のモチベーションは
より高くなった。これなら安心だな!)
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(それじゃ、俺はそろそろ溜まった事務仕事を
済ませに戻るか。でないと、また律子に怒られ……)
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プロデューサーさん……
お、お疲れさまです。
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百合子? お疲れ様……というか、
元気がなさそうだな。どうかしたのか?
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その……。
ちょっと相談したいことがあって……。