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(灼熱少女の公演は、期待どおりの……
いや、期待していた以上の結果を残した)
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(今日は、メンバー全員での打ち上げだ。ちょうど
いい季節なので、みんなでお花見をすることになった)
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さて、うまいこと穴場を確保できたわけだけど、
みんなはまだ……おっ、来た来た。
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プロデューサーーーー!
いぇいっ! いっちばーん!
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おっと! おいおいふたりとも、
そんな急いで来なくてもいいだろう?
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なに言ってんの、プロデューサー!
いいお天気なんだから、走ったほうが楽しいよっ!
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おやぶんもいっしょにかけっこしよー!
たまき、こんどは負けないぞ~!
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ふっふーん。一番は譲らないからね、環っ!
体力なら自信あるんだから!
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そーなの? んじゃ、荷物半分くらい
持ってってくれるとうれしいんだけどな~。
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ごめんね、恵美。結局、コンビニで買ったものは
ほとんど持たせちゃって……。
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いいよ、別に。
琴葉はでっかいお弁当箱持ってるんだし。
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ああっ!? ご、ごめんね、めぐみー、琴葉!
帰りは私が持つよっ、全部持つからっ!
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いやいや、全部はさすがに……あれ?
美也はどうしたんだ? 一緒じゃないのか?
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あー……。
なんか立ち止まって、花とか見てるっぽい?
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ふふっ、美也らしいね。じゃあ、先に準備だけ
始めておこうか? 美也が来たら、お昼にしよう。
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いや~、琴葉ってばさすがだよね~。
いいお嫁さんになるよ、ホント!
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お、お嫁さん!?
も、もう。恵美ってば、変なこと言わないでよ……。
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うわあ、すっごーい! これ、全部琴葉と美也の
手作りなんだ!? これが本物の女子力っ……!
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はぁ、やっぱり、かなわないなー。
私も、琴葉みたいになれたらよかったのになー。
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海美ちゃんが、私みたいに?
……それは、私がちょっとイヤかも……。
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だって、私は今の海美ちゃんが好きだから。
もちろん、恵美も環ちゃんも、美也も。
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私は灼熱少女のみんなが大好き。今回の公演で、
こうしてみんなと仲良くなれて、本当によかったから。
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だから、私と同じになんてなってほしくないなって。
海美ちゃんは海美ちゃんのままが一番だと思う。
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琴葉……ううっ!
もー、好きッ! 琴葉大好き!
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きゃっ!?
う、海美ちゃん、危ないから……。
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も~、琴葉も海美も大げさなんだから……。
ま、気持ちはわからなくないけどね♪
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たまきも、みんなのこと大好きだぞ!
あとね、おやぶんのことも、だーい好き!!
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はは、ありがとう環。
……お、美也が戻ってきたな。おかえり、美也。
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おや~? みんな、なんだか楽しそうですね~。
何のお話ですか~?
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そうだな。
みんな違ってみんないい、って話かな?
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なるほど~、そうでしたか~。
それは、とっても素敵なことだと思いますよ~。
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みや、たまきとみんなは、ちがうほうがいいの?
おそろいじゃなくて?
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そうですよ、環ちゃん~。それに、私たちは、
みんな違う人間ですからね~。
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灼熱少女のみんなは、私が持っていないものを
たくさん持っていますから~。違っていいんですよ~。
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ふーん……。
よくわかんないけど、わかった!
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よーし! それじゃ全員揃ったし、乾杯しよっか♪
アタシと海美と環はジュースだけど、美也は?
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そうですね~。では、
この水筒のお茶をいただきましょうか~。
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あっ、ごめん、美也。
そっちの水筒はお茶じゃなくて、しじみ汁なの。
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では私は、お茶で……
琴葉ちゃんは、しじみ汁で乾杯ですね~。ふふふ。
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あ、あの。
プロデューサーは、何にしますか?
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そうだな……じゃあ、俺もしじみ汁をもらおうかな!
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くふふ! みんな、すっごいバラバラ!
へんなの!
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ま、でもアタシ達らしくて、いいんじゃない?
だって『みんな違ってみんないい』なんでしょ!
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ああ、そのとおりだな。
それじゃ、乾杯を……琴葉から。
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はいっ! みんな、準備はいい?
灼熱少女に……。