MLTD Archive(β)

無意識×孤独

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(いよいよ今日から、EScapeのPV撮影だ。 みんな、準備はできているかな……)
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これは……とても豪華なセットです。 まるで本当に、近未来に来てしまったかのようですね。
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こんなに大がかりな撮影だったんですね……。 なんだか少し、緊張してきました。
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ああ、すごいスケールだな。 これなら、きっといいPVになるぞ!
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み……みなさん、落ち着いていますね……。 私、どうしたら……。
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大丈夫です、白石さん。 ここまでのレッスンは、予定どおりです。
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今の私達なら、完璧なアンドロイドを演じられるはず。 だから、大丈夫れす。……すみません、噛みました。
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瑞希さん……ふふっ。
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ふふっ。
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そうですね。むしろ、楽しみになってきました。 緊張してるくらいの方が、いい仕事ができるかと。
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(瑞希のおかげで、2人とも肩の力が抜けたみたい だな。このまま撮影開始といきたいところだが……)
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おはようございます、765プロです。 本日はよろしくお願いいたします!
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おはようございます。
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おはようございます! いや~、さすがだね。 3人とも、アンドロイド役はもう完璧みたいだね!
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えっ?
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あの、それはどういう……。
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おはようございます!
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おはようございます。
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えっ!? な、なんでここに、ロコと桃子がいるんだ?
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あれ、プロデューサー聞いてないんですか? ロコは今回アートスタッフとして参加してるんですよ!
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社長さんから、じきじきに頼まれたんだよね。 ちなみに桃子は、演技指導係だからね♪
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(社長……せめて事前に一言、お願いします……)
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けど、プロデューサーも、それならそうと 早く言ってくれればよかったものを……。
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まさかプロデューサーさん、 何も知らなかったんですか?
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え、えーっと、どうだったかな……。
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そうでしたか。こちらこそ、よろしくお願いします。 おふたりがいてくれて、とても心強いです。
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ふふ、任せてください! ミズキ、何か希望があれば 言ってくださいね。ロコがヒアリングします!
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へえ……ロコさん、人の意見とかちゃんと聞くんだね。 ちょっと意外だったかも。
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フフフ……クライアントの希望を聞きつつ自分のセンス を見せるのが、プロフェッショナルの仕事ですよ!
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では、ロコは仕事に取りかかりますね!
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というわけで……撮影が始まるまでの間、 桃子がビシビシ指導するから、覚悟してね!
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ええ。よろしくお願いします、周防さん。
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そう、ありがとう。桃子は私達より、 映像の経験が多いだろうから、助かるわ。
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ふふん、まかせて! まずは心構えから……こほん。 いい? セリフなしのお芝居は、カンタンじゃないよ。
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表情から指先の動きひとつまで、計算しないと! まずはカメラの代わりに、桃子がチェックするからね♪
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なるほど~。モモコが最近、アクトの教本を 読んでいたのは、そのためだったんですね♪
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えっ!? ち、ちょっとロコさん! 桃子は少し復習してただけで、えっと……。
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だ、だって瑞希さんや志保さんや紬さんに 教えるんだから、適当なこと言えないし……!
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周防さん。私達のために……。 感動しました。
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ありがとうございます。是非、見てください。 ……ワタシタチノ、エンギ。
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ええ……。 周防さん、よろしくご指導ください。
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う、うん! 桃子にまかせれば、心配いらないよ! えへへ……♪
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(桃子の演技力は確かだし、任せても平気だろう。 真面目な3人に、指導係の存在はちょうどいいかもな)
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(結局、社長の采配が的確だったってことか。 見習わないと……ん?)
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……はぁ。
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(志保が一人、はなれた所に歩いていく……?)
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……。
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志保、どうしたんだ? みんなと一緒に演技指導を受けないのか?
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プロデューサーさん…… 別に、なんでもないです。
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他に用事はないんですか? 私、ちょっと…… そうだ、家に電話しなくちゃ。失礼します。
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(志保……?)
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