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(星梨花が山道で転んでしまったが、擦りむいただけで
大したケガはなかった。しかし気をつけないとな……)
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あの、プロデューサーさん。わたしが
ケガをしたから帰るなんて、言わないですよね……?
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大丈夫だよ、星梨花。みんなでここまで来たんだ、
目的地には星梨花をおぶってでも一緒にいくよ。
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ありがとうございます。
でも、わたし……自分の足で歩きたいんです!
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せっかく、みんながパパを説得してくれたのに。
わたし、迷惑をかけてしまって……。
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せ、星梨花ちゃん! 実はありさもその、
機材が重くてヘトヘトだったんですよーっ!
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だからありさ、休めてラッキーなんですっ!
泣かないでくださいっ、ねっ、ねっ?
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星梨花、琴葉ちゃんがいれてくれたお味噌汁、
とっても美味しくてあったまるよ♪ はい!
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おかわりもあるから、どうぞ。しじみ汁は水分と塩分、
ミネラルもたんぱく質も摂れるし、おいしいから……。
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それにしても、風花がいてくれてよかった。
応急処置もしてくれたし……。
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いいえ。
自分にできることをするのは、当然ですから♪
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よし、俺はちょっと登山道の確認をしてくる。
この辺りに、案内板があるはずなんだ。
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あ、じゃあ私も一緒にいきます。
山道で、ルート確認は大事ですから。
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そうか。じゃあ琴葉、着いてきてくれるか?
みんなは、ここでまってるんだぞ。
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ふーむ。案内板によると、
折り返しは過ぎてるってところかな……。
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私はやっぱり、場合によっては、引き返すことも
考えたほうがいいんじゃないかと思います。
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星梨花ちゃんのケガは、軽い擦り傷でしたけど。
山道が危険なことに、変わりありませんから。
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俺もそれは考えたけど……下山の方が、足元が心配だ。
もし断念するなら、朝までここでキャンプの方がいい。
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それに、そんなに高い山じゃないしな。
中腹も過ぎてるし……琴葉は山頂で星、見たくないか?
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もちろん、みんなが無理をしすぎないよう、
ちゃんと見極めるよ。でも、安全な範囲でなら……
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少し冒険しないと、手に入らないものもあると思う。
……琴葉もアイドルになるため、一歩踏み出しただろ?
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そう……ですね。
たしかに、そうかもしれません……。
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プロデューサー。
私も、みんなで……キレイな景色が見たいです。
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ああ。
今日の流星群観測、いい思い出にしような。
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よかった、やっと見つけました……!
プロデューサーさん、ごめんなさい!
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星梨花、それに風花も?
何かあったのか、そんなに慌てて……。
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そ、それが……未来ちゃんが、この先の道が
安全かどうか確かめてくるって、ひとりで……。
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それで、未来ちゃんひとりじゃ危ないからって、
亜利沙ちゃんもその後を追って行っちゃって……。
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ふたりとも、すぐ帰ってくるからって
言ったんですけど、わたし……。
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わかった。ふたりは俺が探しにいくから、
みんなはここで待っていてくれ。
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はい、すいませんプロデューサーさん。
私がついていたのに……。
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いや、風花のおかげで本当に助かってる。
とにかく、ここは俺に任せてくれ!