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(お姫様講座で亜美と真美のアドバイスを受けた結果、
エミリーがちょっと悩んでしまったみたいだ……)
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エミリーちゃん、エミリーちゃん。
そろそろ、レッスンに行くのです。
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あ……はいっ、まつりさん。
おふたりの心得を、まずは実践ですよね!
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それだけではないのです。
レッスンのあとは、お茶会を開くのですよ。
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プロデューサーさ~ん……あっ、
まつりちゃん、エミリーちゃん、ちょうどよかった!
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お疲れさまです、青羽さん。
どうかしたんですか?
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えへへっ、実は~……。
ふたりの衣装の、仮縫いが完成したんです!
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はい、得意なジャンルだったので♪ ふたりにも
ちょっと見てほしいんですけど、いいですか?
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もちろんなのです!
エミリーちゃん、見せてもらいましょー!
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こんな感じなんだけど、どうかなぁ?
フリルたっぷりの、甘めなデザインにしてみたんだ♪
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これは……わんだほー! ふわふわであまあまな、
双子のお姫様にぴったりの衣装なのです。
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美咲ちゃん、ありがとうなのです!
素敵な衣装ではっぴー!なのですよ♪
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そんなによろこんでもらえると、私もうれしいなぁ♪
しっかり仕上げるから、楽しみにしててね!
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はっ!? は、はい!
ええと……す、素晴らしい衣装ですね!
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エミリーちゃん。気になることがあるのです?
様子が変なのですよ。
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い、いえ! 本当に、素敵な衣装だと思います……。
本当に……。
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エミリー、言いたい事があるなら、
ちゃんと言ってくれた方が助かるよ。
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仕掛け人さま……私……。
この衣装は、本当に素敵だと思います。
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でも、自分が着ている姿を想像したら……。なんだか、
ほ、本物の西洋人形みたいになってしまいそうで……。
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エミリーちゃん。大和撫子というのは、
見た目だけのものではないのですよ?
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大和撫子はいるのです。
姫にも、もちろんエミリーちゃんの心にも……。
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人の数だけ、大和撫子の姿はある。
姫は、そう思うのですよ……。
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ちょっと美咲ちゃんのところに行ってくるのです。
プロデューサーさん、あとはまかせたのです!
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あの……仕掛け人さま。今のはいったい、
どういう意味なのでしょうか……?
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そうだな、あまり上手く言えないけど……。
まつりを見ていると、なんとなくわかる気がするよ。
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美咲ちゃん。まつりの衣装の袖、
もうすこしだけ詰めてほしいのです。
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まつりちゃんの袖だね。
えっと、これくらいでいいかな?
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ぶらぼー!なのです。
美咲ちゃん、さすがなのです。
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それから、エミリーちゃんのスカート丈をもうすこし
短くすると、並んだ時にバランスがいいと思うのです。
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え……ああっ、たしかに!
そのほうが、バランスがよくなるかも!
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すごいなぁ、まつりちゃん。
エミリーちゃんのこと、よく見てるんだね。
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当然なのです。まつりとエミリーちゃんは、
デュオのユニットなのですから。
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まつりさん……はっ!?
もしかして、これが……?
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ユニットのために、相手の事を考える……
それって、和の心なんじゃないかな?
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は、はい……そのとおりです!
まつりさんは、なんと大和撫子なのでしょう……!
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まつりさん、美咲さん!
わ、私にも拝見させてください……!
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(エミリーは、まつりの気持ちを理解したようだ。
きっと、いいデュオになるだろう……ここからだな!)