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さて。姫とエミリーちゃんのための『お姫様講座』、
今日でいよいよ最終回なのです。
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そうなのですか? 終わると聞くと、
なんだか、すこしさみしいような……。
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ああ、そうだな……。
それで、今日はどんな内容なんだ?
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ほ? プロデューサーさんたら、
もう忘れてしまったのです? 姫のコンセプトを。
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『双子のお姫さま』……つまり、双子の極意なのです!
さっそく、先生のところに行くのです!
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んっふっふ……よく来たね、まつり姫!
そして、なでしこ!
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真美たちが特別講師とは、
いくら兄ちゃんでも想像できなかったっしょー?
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いや、むしろ他に誰がいるんだって感じだけど……。
というか、なでしこって?
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プロデューサーさん、知らなかったのですか?
エミリーちゃんのことなのです。
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あの、亜美さん、真美さん。
今日は、どうぞよろしくお願いしま……。
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亜美たちから、双子のゴクイを学びたいって?
そうカンタンには、教えないよ!
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真美たちだって、双子ユニットやりたかったのに……
タダで教えてほしいなんて、そうは問屋が大根おろし!
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なんだ、ふたりもユニットやりたかったのか?
じゃあまた今度、考えるから……。
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同情なんかいらないぜ、兄ちゃん!
アイドルの世界は、チカラこそが全て……。
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そう……。
この世は焼肉定食なのだよ、兄ちゃん!
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なでしこ、まつり姫! 亜美たちとゲームで勝負だ!
ふたりが勝てば、双子のゴクイを教えてしんぜよー!
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けど真美たちが勝ったら、双子ユニットは
企画ごと真美たちがいただくかんね!
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そんな! 私、電子遊戯はあまり得意ではなく……。
まつりさん、どうしましょう?
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姫たちは、双子の極意を教わらないとなのです。
あきらめるという選択肢はないのですよ。
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亜美ちゃん、真美ちゃん!
その勝負、受けて立つのですよ!
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んっふっふ~。その意気だよ、まつり姫! じゃあ
最初は、この『はらぺこ太郎レーシング』で対戦ね♪
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それっ! 兄ちゃんにヤキニク攻撃!
これでまんぷくゲージがマックス! とりゃーっ!
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うわーっ!? コーナーが曲がりきれない!
くっ、コースアウトしてしまった……。
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よーし、ジャマな兄ちゃんはカタづいたっ!
真美、次はなでしこを攻撃するよ!
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おっけー! 真美がトンカツ発射するから、
亜美がゴハンね! くらえ、カツドン・コンボ!
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きゃあっ!? まんぷく度数が、
一気に上がってしまいました……!
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エミリーちゃん、大丈夫なのです!
姫が発射するウーロン茶を飲むのです! はいほー!
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むむっ……やるね、まつり姫! こうなったら、
真美! ゴッドスイーツアタックをかけるぞ!
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うあうあ~!? なんでもってないの!?
真美のばかばかばか~っ!
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そんなの、わかるわけないっしょ!?
亜美のかばかばかば~っ!
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はいほー! チャンスなのです、エミリーちゃん!
まつりが盾になるので、一気に行くのですよ!
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は、はい、まつりさん!
全速前進いたします! えーいっ!
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あー、楽しかった♪
遊びすぎて、亜美、お腹がすいてきたよー。
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んじゃ、真美たちそろそろ帰るね。
まつり姫、なでしこ、ばいばーい♪
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待て待て! 極意はどうしたんだ? これじゃ、
ただみんなでゲームして遊んだだけじゃないか。
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あ、あのっ! 私とまつりさんが勝てば、
双子の極意を教えていただけると……!
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ちょっと待って、今考えるから。
えっと~、ゴクイ、ゴクイ……。
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そんなこと言われてもな……。
まつりとエミリーは、ふたりに聞いてるんだから。
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ふたりは、いつも仲良しなのです。
それは、どうしてなのです?
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え、そんなことないよ?
亜美たちだって、よくケンカするし。
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そうそう。でも、いつも一緒にいるから、
そのままだったら、つまんないままだし。
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あ、それでいいかも!
双子のゴクイは、それってコトにしとこっか!
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つまり……、いつも、一緒にいること。
……えっ。そ、それが双子の極意なのですか?
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双子がいつも一緒にいるって、なんだか
当たり前というか、だいぶ適当な答えっぽいな……。
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なにいってんだよ、兄ちゃん。
当たり前のコトほど、大事なコトはないっぽい。だろ?
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それじゃあまつり姫、なでしこ!
頑張ってくれたまえ~!
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あ、亜美さん、真美さん!
……行ってしまわれました。
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ふむふむ……なるほどなのです。
姫には、とっても参考になったのです。
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はいなのです♪
エミリーちゃん、一緒にがんばりましょー!
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(亜美と真美に振り回されっぱなしだったような……
エミリーとまつり、何か掴めたならいいんだけど)