MLTD Archive(β)

綴られた†物語†

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(みんなにわかるよう曲の世界観を表現してみせる、と 百合子は意気込んでいたけど、どうなったかな……)
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おはよう、みんな! ん? この机の上にある書類の山は……?
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おっす、プロデューサー。 オレも朝来て、びっくりしたよ~。
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まるで、百科事典のような厚みです。この作品にかける 七尾さんの熱意が、伝わってきます。……ずっしり。
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原稿用紙……数えてみたら、300枚は超えてた……。
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ロコはアンダースタンドです! ユリコはクリエイター として、フィータルムーブメントしてるんです!
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おはようございます、プロデューサーさん! これで全員そろいましたね?
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みんなの会話から察するに…… この原稿用紙の山が、百合子の言っていた世界観の?
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はい! 今回の曲から得たインスピレーションを元に、 設定を書いてきたんです!
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設定? それにしては、ずいぶん量が多いような……。
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はい! なんだか筆が乗ったので、そのまま ストーリーの出だしなんかも書いてみました!
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タイトルは仮で、『ドン ロプスキュリテ』…… あっ、『闇の中で』っていう意味なんですよ♪
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出だしでこれだけの量を? すごい熱意だ……。 今回の百合子は、ひと味違うな!
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空白の原稿用紙を前に、朝日が差し始めた時は もう間に合わないかと思ったんですけど……。
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人間って、締切が近づくと、普段では 考えられない力が出せるものなんですね!
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オレなんて、原稿用紙3枚の作文でも 1週間くらいかかるのに……信じらんね~!
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しかし、これだけの量です。私たちが読むにも、 時間がかかりそうです。……1週間で、足りるかな。
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確かに今すぐ読みきれる量じゃないな……。 百合子、導入だけざっと説明してくれないか?
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わかりました! じゃあ、軽くあらすじだけ! 主人公は、古い洋館に囚われた5人の少女たちです。
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彼女たちは理由を知らされないまま、森の奥の屋敷に 囚われています。お互いの事は、何も知らずに……。
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ふむふむ……なかなか気になる導入ですね。 絵になりそうなシチュエーションです!
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そして明かされる、衝撃の過去……そう! 彼女たちは前世、血のつながった姉妹だったんです!
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運命は最初から仕組まれていた……やがて舞台は 天界へと移り、5人は魔族との争いに巻き込まれ……!
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なんか、すごい…… 壮大なスケールの話、だね……。
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ゆ、百合子。もうその辺で……。 流石にみんな、頭が追いつかなくなってきたから。
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あっ、すみません! つい、力が入っちゃって……。
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ともかく、熱意は伝わった。ここにあるマリオネットの 設定が、話とどう関係あるのかは気になるけど……。
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えっ!? それは……と、とにかく大事なんです! 5人を繋ぎ、そして絡め取る運命のモチーフとして!
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なんと。この文章を最後まで読んだら、 それもわかるのでしょうか。……わくわく。
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お話も、いいけど……杏奈は、 設定資料を読んだほうが、頭に入る……かも……。
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スペックとか、アイテムの設定から…… 主人公たちのことが、わかる……かも……。
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ロコは、マリオネットに興味があります! ギミックが多くて、エクセレントです♪
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頭の中にイマジネーションが溢れてきました! さっそく、イメージボードを作りますね♪
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(それぞれ、きっかけは掴めたみたいだな。 けど、昴は……)
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こ、これを読まなきゃいけないのか……。 うう、文字がギッシリだぜ……。
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昴、大丈夫か? 不安なら、何か他の方法を……。
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い、いや! 大丈夫! 心配すんなよ、プロデューサー!
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宿題で読書感想文が出た時だって、 あらすじくらいは読んでたし! なんとかなるだろ!
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(昴は、原稿用紙300枚に及ぶ百合子の大作に 挑むという。ひとまず、見守ってみるか……)
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