1
(百合子が曲の世界観を表現したという文章……
荒唐無稽ではあるけど、思ったよりいい感じだったな)
2
(原案としては、使えそうだ。ただ設定を盛りすぎて
ゴチャゴチャしているから、調整が必要かな……)
4
あ、プロデューサーさん……
おはよう、ございます……。
5
おはよう、杏奈。
ん? 元気がないな、どうしたんだ?
6
ん……。
杏奈、昨日……あんまり、寝てない……。
7
百合子さんの小説……読んでたら……
止まらなくなっちゃった……寝不足、です……。
8
私も、少し寝不足気味です。
七尾さん。……いえ、七尾先生。
10
はい。あの小説、とても面白かったです。
一晩で、最後まで読み終えました。……びっくり。
11
ほ、本当ですか!? あれは勢いで書き上げただけで、
小説というか、妄想のかたまりのようなもので……。
12
いわゆる真夜中のラブレター現象というか……私、
そんなものをみんなに押し付けるなんて……ううっ!
13
いや、でも思ったより面白かったよ。
熱量のせいかな、惹きつけられるというか……。
14
はい! ロコも、ユリコのスピリットを感じました。
マスターピースの予感がします!
15
うう、プロデューサーさんに
ロコちゃんまで……。
16
ハッ!? もしかして、
みんなで私をからかってるんじゃ……?
17
ったく……ほめられてるんだから、
素直によろこんどけばいいじゃん。
18
あの、昴さんはどうだった? 2人目に出てくる
女の子は、昴さんをイメージしてたんだけど……。
19
えっ!? ……そ、そうだな。2人目の女の子は、
オレそっくりだったかな! 元気でさ!
20
2人目の子は、元気なタイプではありませんでした。
……ホットというより、クール。
21
はっ。もしや今後の展開で、熱血キャラになるとか?
……ネタバレは、全力回避だぞ。
22
あ、いや! 今のは冗談だって! えっと、確か……
「お嬢さん、オレに触れると火傷するぜ?」みたいな。
23
ちょっと、違う……かも。
そういう感じじゃなくて、無口系……。
24
あ、あれっ!?
そうだったっけ。あは、あはははは……。
25
スバル~。もしかして、ユリコのノベル最後まで
読んでないんですか? どこまで読んだんですか?
26
どこまでって、えーと……。
百合子みたいな子が、部屋で手をケガして……。
27
それ……主人公が、本を開くところ……
一番最初のページ……だよね……?
29
うう……。そ、そうだよ!
まだ最初のページしか読んでないよ!
30
オレなりに頑張ったっつーか、読もうとはしたんだぜ?
けどなんか、漢字もよくわかんないし……。
31
そしたら母さんが、ごはんできたっていうから食べて、
そしたらそのまま……気づいたら、もう朝で……。
32
うーん。読書になじみがない昴に、
この長さは流石に難しかったか……。
33
悪かったよ、読めなくて!
……百合子、せっかく書いてくれたのに、ごめんな。
34
そ、そんな!
私のほうこそ、ごめんなさい……。
35
ちょっと、張り切りすぎちゃったみたいで……。
そうですよね、こんなにたくさん読めないですよね。
36
なんで百合子があやまるんだよ。
悪いのは、小説を読めなかったオレのほうだろ?
37
で、でも。それは私が、自分の好きなものを
昴さんに押し付けちゃってたからで……うぅ……。
39
あと、読めてないのってオレだけなんだろ?
今日帰ったら、もう1回チャレンジしてみるよ。
41
みんなも、どうだろう。やっぱり、
昴に小説を読んでもらう方がいいと思うか?
42
杏奈は……
無理に、読まなくても……いいと思う……。
43
はい。楽しくないのに無理をすると、永吉さんがこの
世界観……引いては、読書を嫌いになってしまうかと。
44
えええええっ!? せ、世界観はともかく、
読書を嫌いになるだなんて! そんなの絶対ダメです!
45
そうですね。せっかくメンバーが5人いるんですから、
みんなでブレストして、昴にアプローチしましょう!
46
よし、決まりだな! それじゃあ早速、
昴が世界観を掴める方法をみんなで探す事にしよう!
47
みんな……プロデューサーも。
オレ、すっげー助かるよ! ありがとな!
48
それじゃ、さっそく……ミズキ、アンナ!
試してみたいことがあります。
49
なるほど……。
それは、いい方法かもしれません。
50
杏奈も……アイディア、出すね……。
まずは、世界観……意識、するよ……。
51
青羽さんにも相談して、準備を進めましょう。
……作戦開始。
53
(ロコ達、青羽さんに相談して
いったい何をするつもりだろう……?)