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(昴がユニットの世界観を理解するための方法、
それについて、みんなに考えがあるみたいだけど……)
2
わぁ……♪ みんな、とっても素敵!
よく似合ってるなぁ♪
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青羽さん。
衣装の準備、ありがとうございました。
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どういたしまして! 本当は、
本番用の衣装が用意できたらよかったんだけど……。
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ノープロブレムです! 今回は、インプレッションが
伝わればオッケーなんですから。ね、アンナ?
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ん……この衣装、なら……ゴシックの雰囲気、
つかみやすいかな、って……。
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なるほど、まず形から入ろうってことか。
いいアイディアじゃないか。
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たしかに、読書よりはオレ向きかも!
……あっ! でも、もしかして……。
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それは、試着の時のお楽しみということで。
楽しみにしててね、昴ちゃん♪ みんなも!
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大丈夫ですよ! 今回の衣装ももちろんですけど、
ユニットの衣装は、絶対昴さんに似合うはずです!
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本番衣装に袖を通しただけで、
前世の記憶がよみがえっちゃうかもしれません!
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うーん。前世の記憶はわからないけど……衣装に、
着た人を変えちゃう力があるのは、本当かも?
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うん! たとえばだけど、ジャージを着ると
「レッスンしなきゃ!」って思うよね?
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だから、ゴシックな衣装を着たら……
お人形になった気分に、なれるんじゃないかなぁ。
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お、お人形の気分かぁ……。
まあ、おしとやかにしなきゃなんだろうけど……。
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昴で言うと、野球のユニフォーム着たら
気合いが入る……みたいな感じなんじゃないか?
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あっ……なるほど!
プロデューサー、さすが! 頭いい!
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青羽さん。この衣装、
今日1日借りていても大丈夫ですか?
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もちろん大丈夫だよ。
みんな、がんばってユニットの世界観を掴んでね!
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えっと、3行目の漢字は『頽廃』って読みます。
それで……次が『渾沌』ですね。
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ちょっと待って! 最初の漢字が『タイハイ』で、
次が『コントン』……と。い、意味わかんねー!
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ああ、大丈夫。小説は無理でも、
設定資料の単語くらいは読めないとなー。
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スバル、漢字はトラディショナルでスタイリッシュな
アートです。文字だと思ってるからいけないの!
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フレキシブルに、イマジネーションのままに書けば、
それはきっと昴のアートになりますよ♪
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えー、そうなのか?
……記号だと思って書けばいいのかな。
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はい。私も、たくさん難しい漢字を読んでいるうちに、
なんだかかっこいい字を使いたくなってきました。
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さらさらさら……こんなのはどうでしょうか。
……『夜露死苦』。
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瑞希さん……それ、耽美じゃなくて……
暴走族、かも……。
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ふふっ! こうして衣装を着ておしゃべりしていると、
なんだか森の中のお屋敷にいるみたいですね!
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森の中のお屋敷?
でもここ、いつもの劇場だぜ?
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そうなんですけど、想像が広がるっていうか。
遠い物語の世界に生きる、まったく違う私たち……。
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金の縁飾りのついた鏡に、天蓋付きのベッド。
私と昴さんは天鵞絨のソファに腰かけて……♪
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何言ってるんだか、全然わからないけど……
百合子って、ホントにこういうのが好きなんだな。
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プロデューサー。
うーん……あるといえば、あった……かなぁ?
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頽廃?とか耽美?とか、ゴシック?っていうのは、
やっぱまだよくわからないんだけどさ。
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でも、百合子が本当にこういうの
好きなんだってことは、わかったかも。
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(少しずつだけど、前進しているな! 百合子風に
言うと、運命の歯車がゆっくりと動き始めた……かな)