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お嬢、お嬢~! 迎えにきたぞ!
一緒に帰ろう~……おろ?
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もう、いちいちうるさい。
毎日迎えに来なくてもいいって言ってるでしょ。
3
ダメ! お嬢は魅梨音組の大事な跡取りなんだから。
お嬢が継ぐって聞いて、こぶんも戻ってきたんだよ。
5
やぁ、お嬢ちゃん。また会ったねぇ。
それじゃ、一緒に来てもらうよぉ。
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ああっ、お嬢!? た、大変だ!
お嬢が、木下組にさらわれちゃった……!
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のり子さんは、ただの運転手さ。
魅梨音組ともいろいろあったらしいけんど……。
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簡単には帰さないねぇ。お嬢ちゃんが余計な事を
考えるから、こういう事になるんだべさ。
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わかるべさ。お嬢ちゃんが組長になったら、
街の、み~んなが困るんだよぉ。
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困るって誰が?
あなたと、あなたのお金が大好きな人達でしょ?
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それが資本主義ってもんだからねぇ。これからの時代、
ものを言うのは任俠道でも、腕っ節でもないんだ。
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銭さ。銭を持ってる奴が強いんだ。だから銭を
持ってない奴らは、ただ食い物にされるしかないんさ。
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どうせ一から出直しなんだ。だったらお嬢ちゃんは、
カタギとしてやり直したほうがいいんでないかい?
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へえ? 誰だか知らないが、お嬢ちゃんにも
賢いお友達がいるんだねぇ。
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さっき、無理やり連れてこられた時、
足をひねったみたい。痛くて歩けない。
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歩けない? それじゃぁ仕方ないねぇ……
のり子さん!
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覚えてたんだ……。
覚えてたのに……どうして……。