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大変だよ、お嬢!
木下組の連中が商店街を……!
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さあさあ、時代遅れの建物は、
ぜんぶまとめてつぶしていくべさ!
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おやまぁ、桃子お嬢ちゃんでないかい。
おーい、作業ストップだぁ!
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ここはオートメーションりんご工場として、
木下組が有効活用させてもらおうと思ってねぇ。
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魅梨音組がなくなった今、
お嬢ちゃんひとりじゃ、なぁんもできない。
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全部あたしに任せておけばいいんだよぉ。お父さんが
いなくなったあと、広いお屋敷じゃあ寂しいっしょや?
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お……お父さんを殺しておいて、よくもぬけぬけと!
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ちくしょう、もう怒ったぞ!
木下ひなた、ここであったが百年目だ! かくご~!
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チャカなんて、慣れないモノ使ってんじゃ……ない!
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三下のしつけがなってないねぇ、桃子さん。
でも、あたしは寛大だから、許してあげるべさ。
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よく言うわ! 全部、あんたが絵を描いたんじゃない。
任俠なら、正々堂々と勝負しなさいよ!
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任俠? 任俠道なんてカビの生えた代物を、
まだ信じてるのかい? お生憎様だねぇ。
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仁義だ任俠だなんて格好つけたって、何にも守れや
しないんだよ。これが、新しい時代のやりかたなのさ。
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魅梨音組はもうなくなったんだべさ。
いいかげん、意地を張るのはやめて、さあさあ。
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も……桃子が、いるもん!
……魅梨音組は、桃子が継ぐ!
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ここは魅梨音のシマ。あんた達には指一本触れさせや
しないんだから……桃子は魅梨音組組長だよっ!!
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へえ、そうかいそうかい。それがあんたの決断かい?
道理のわからん娘っこだべさ。仕方がない。
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今日のところは、引き上げておいてあげるよ。でも……
じきに、後悔することになるからねぇ?