MLTD Archive(β)

言の葉を 紡ぎ重ねる 和の心

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(和風ユニットの3人と、生け花の展覧会に来た。 その帰りに、エミリーがあるものを見つけた)
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見てください、仕掛け人さま! あそこに、『武士の時代~刀剣展示会』と……!
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あら……生け花の展覧会の隣で、 こんな催しをやっていたんですね~。
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和風ユニットのイメージ、ということであれば、 刀の展示なども勉強になるのでは?
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そうだな……よし、わかった! 入場券を買ってくるから、ちょっと待っててくれ。
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Oh! なんて美しい……。見ているだけで 吸い込まれるような、冴え冴えとした光です。
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そうですね。恐ろしいほどに美しく…… 刀の周りの空気が、張り詰めている気がします。
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刀には、得も言われぬ迫力がありますね~。 それでいて、不思議と、儚さも感じますよ~。
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あ、こちらに展示の説明がありますよ! ええと……。
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『武士が力を持つようになったのは、平安時代末期。 藤原氏が朝廷の権利を独占し……』
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結構、難しい事が書いてあるんだな……。 エミリー、わからないところはあるか?
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そうですね。漢字は読めるのですが、 わからないことも……。
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藤原氏というのは、平安時代の貴族ですよね。 それまで、武士はいなかったのですか?
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平安時代にも、都市を守る人たちはいましたね~。 そのころは、武官という名前だったようですが~。
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武官は貴族で役人……それに対して武士は、 地方や中流の貴族からできた、という説がありますね。
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なるほど……! 朋花さんも紬さんも、お詳しいんですね!
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いえ、私の知識はそれほどでも…… ほとんど、歴史の教科書の受け売りですから。
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いや、学校で習った事をちゃんと覚えているだけでも だいぶすごいと思うけどな。
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歴史の教科書……なるほど、そうでしたか……。
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エミリーちゃん? どうかしたんですか~?
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いえ、なんでもありません! みなさん、 あちらには鎧兜があるそうですよ。行ってみましょう!
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ふぅ……想像以上に、見どころがありましたね~。 私も、初めて知ることがたくさんありましたよ~。
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そうですね。磨き抜かれた刀剣の、清廉な美しさ…… 私たちのユニットにも、何か取り入れられないかと。
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…………。
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? エミリー、どうかしたのか? なんだか、急におとなしくなった気がするけど……。
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もしかして、疲れてしまいましたか? 私たちが、一日中連れ回してしまいましたし……。
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い、いえ! 疲れたわけではないのです! ですが、その……。
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エミリーちゃん、遠慮してはいけませんよ~? どこかで、休憩しましょう~。
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紬さん、朋花さん…… おふたりとも、ありがとうございます。
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その……疲れたのではなくて、少々、 は、はしたなかったかと思っただけなので……。
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はしたない?
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は、はい……今日一日、とても楽しくて。 私ったら、つい、はしゃぎすぎてしまって……。
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あの、ご心配をおかけしてすみません。 私は大丈夫です。
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そうだったんですか……ふふっ。 私も紬さんも、そんなふうには思っていませんよ~?
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そうですよ、エミリーさん。それに 楽しそうにしてくれていたほうが、安心します。
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はい、ありがとうございます。 今日は本当に、とても楽しかったです!
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綺麗なお着物を着られて、素敵なお花を拝見して。 刀は、凛としていて……。
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今日は改めて、 たくさんの和の心に触れられたと思います!
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得るものがたくさんあったみたいで、何よりだ。 この経験を、ユニット活動にも活かしていこう!
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はいっ!
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(同じ体験をし、知識を深める事で結束が深まった。 3人のユニット活動は、次の段階へ……)
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