1
はあ~……。
なんでこうなっちゃったんだろ……。
2
戻ったら、プロデューサーと真に謝らないと。
アタシのせいで、迷惑かけちゃったし……。
4
あれ、プロデューサー!?
ひとりで大丈夫って言ったのに……!
5
いや、俺もちょっと風に当たろうと思って。
それに……。
8
ちょうど撮影が終わったトコ。
そしたら偶然、プロデューサーに会ってさ!
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聞いたよ~?
レコーディング、上手くいってないんだって?
10
うっ……そ、そうなんだよ。
いやまあ、アタシが悪いんだけどさ。
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アタシがこの曲で表現したいこととか、
自分の中ではうわーってあるんだけど……
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うまく言葉にできなくて。
ほら、アタシ、専門用語とかわからないし……。
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あ~、日常会話とは違うもんね~。
あれ? でも通訳さんいるんじゃなかったっけ?
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そ、そうなんだけどさ。なんかもうこんがらがって、
訳してもらいたい言葉も、わかんなくなって……。
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ありゃー、そっか。
でもさ、わかんなくていいんじゃない?
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歩、初めてニューヨーク来た時は、英語できなかったん
でしょ? 今も、その時と同じでしょ?
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大丈夫だよ! なんとかわかってもらえるって。
要は気持ちだって、昨日歩も言ってたじゃん!
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そうだよ歩! オレ、よくわかってないかもだけどさ。
とにかくボール投げなきゃ、野球は始まらないぜ!
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……あはは、何それ。気軽にいってくれるよな~。
でも……そうだよね。ありがと、二人とも!
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ねえ、プロデューサー。アタシ、話してみる!
ちゃんと伝わるかは、わかんないけど……。
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うん。それがいいと思う。
気持ちがあれば、きっと歩の思いは伝わるよ。
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そうだよね……。アイドルになってから、
なんとなくうまくいってたから、忘れてたのかも。
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何にも考えずに日本を飛び出した、あの頃の気持ち。
わからないことだらけの国で、いつも体当たりでさ。
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毎日を必死に生きて……
でも、ダンスへの気持ちだけは、手放さなかったんだ。
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……な、なーんてね!
あははっ、ちょっとカッコつけすぎた?
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……ううん、別に。
だって歩、カッコいいもん。
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そ、そう? へへっ、やめろってのり子、
そんなの……照れるじゃん!
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ところでさ! さっきから、馬がウロウロ
してるんだけど、あれって何やってんの?
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え? ああ、あれは騎馬警官。NYPDが……
つまり警察が、馬に乗ってパトロールしてるんだよ。
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マジかよ、すげーカッコいいな!
オレ、近くで見てくる!
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あっ、ふたりとも! はあ、追いかけるか。
歩、悪いけど……。
35
うん、アタシ、先に戻ってるよ。
曲のこと、ちゃんと話さないといけないし!
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……わかった。じゃあ、のり子たちと合流したら
スタジオに戻るから。またスタジオでな!
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ふう……やっぱり、何か違う気がするな……。
何がおかしいんだろう?
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お疲れさまだヨ~、マコト♪
この曲、とーっても元気になる曲だネ!
39
あっ、エレナ! 来てたんだね。
撮影はもう終わったの?
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ウン、ノリコとスバルも、ノリノリだったノ!
アイラブニューヨーク! って感じで決めてきたヨ♪
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あははっ、そっか。みんな、やっぱりすごいな……。
ボクも、気合いを入れ直して頑張らないと!
42
マコトはもう気合いバッチリだと思うヨー。
今も、ワタシに気づかないくらい集中してたでショ?
43
そうだけど……。なんだか、カンが掴めないんだ。
何度やっても、これだっていうのがわからなくて……。
44
そうなノ……。あれ、アユムはいないノ?
この曲って、マコトとアユムの曲だよネ?
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ワタシね、Cleaskyの時はミヤとふたりで、
いっぱい遊んだり、話したりしたんだヨ。
47
だからマコトも、アユムとふたりで
一緒に悩んだほうがいいと思うナ♪
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ふたりで……。
そうだ……これは、ボク達の曲だった。
49
ありがとう、エレナ! プロデューサーには、
すぐ戻るって伝えといて!