1
(今日からレコーディングが始まる。まずは、
現地のディレクターさんと曲のミーティングだ!)
2
ハーイ! アユム、マコト、ナイストゥーミーチュ!
レッツドゥーアワベスト!
3
あ、あはははっ、OK、イエスイエス! ……って、
英語でミーティングとか聞いてないんだけど!?
4
大丈夫、ちゃんと通訳さんにも来てもらってるから。
現地スタッフさんとは、ちゃんと意思疎通しないとな。
5
歩には必要ないと思うけど、
ボクは英語、話せないからさ。ゴメン、歩!
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えっ? う、うん……。
ま、まあ、いいんじゃない? あはははは……、はあ。
7
歩が思ったことは、直接伝えてくれていいから。
ボクのことは気にしないでね!
9
デモを聞いた時に、ガツン!とした
力強さみたいなものを感じたんです!
10
それが表現できたらなって思ってるんですが、
どうですか?
11
……Oh、パワフルソング!
オーケーオーケー! ベリーナイス!
12
あ、わかってくれました!?
へへっ、うれしいです!
14
ヘイ、アユム!
テルミーエニシング、プリーズ!
15
えっ、アタシ!?
あー……えーっと、アタシは……。
16
ダ、ダンス、アンド……パッション!
こう……ハートをオープンするような、そんな感じ!
18
あ~、だから……ええっと……。
うーん、ダメだ……出てこない……。
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あの、ごめん! アタシ、なんか調子でないから、
ちょっと外で集中してくるね!
21
いや、言いたいことはその……一応、言えたから。
それに、すぐ戻るからさ。それじゃ!
22
歩……行っちゃった。
ホントに大丈夫なのかな……?
23
(その後、戻ってきた歩本人の希望で、とにかく
歌を収録してみる、ということになったのだが……)
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ノーノー! モアセクシー!
アユム・イズ・セクシー!
25
セクシー!? いやいや、この曲はそういうんじゃ
ないと思うんだよ。えっと……。
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ディスソング・イズ……ダンス! パッション!
ハッピー! えっと……パワフル!
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ノー! パワフル・イズ・マコト!
アユム・イズ・セクシー!
29
(意見の違いで、レコーディングが止まってしまった。
やっぱり、ミーティングが先だったな……)
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いいなぁ、歩……。ボクも
「マコト・イズ・セクシー」って言われたいな。
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セクシー……。そうだな。
よし、真から先に録ろう。
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そういう方向性の話、真はもうできてるからな。
真を録ってる間に、俺は歩と話してみるよ。
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あ……、はい、わかりました。
それじゃ、ガツン!と決めてきますっ!
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Wow! ベリーパワホー! イッツ・クール!
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(うん、真のレコーディングは問題なさそうだ。
となると……)
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真、堂々と歌ってる……。やっぱ、すごいな。
ミーティングでも、堂々としてた……。
39
まあ、アタシはミーティングもサボったし。
言葉も気持ちも通じ合えなくて、当たり前か。
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ヘンにカッコつけなきゃよかった。
ああっ、なにやってんだろ、アタシ……。
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誰だって調子が出ない日はあるよ。とりあえず、
気持ちをリセットして、ゼロから立て直さないか?
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ゼロから……。ゼロ……。
……あー、ダメダメ! こんなんじゃダメだ!
45
ごめん、プロデューサー!
アタシ、ちょっと飲み物買ってくるよ!
47
いいよ、ニューヨークは庭みたいなものだし。
真を見ててあげて。……それじゃ!