1
ふぅ。レッスン、お疲れさまでした。やっぱり、
さすがですね! 私、ついていくのがやっとで……。
2
ゴメンゴメン、無理させちゃったかな?
詩花の笑顔に乗せられて、つい飛ばしちゃって。
3
そ、それは……私、うれしかったんです。
お姉さまと並んで踊れることが、とっても。
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アタシも、詩花と踊るのは楽しいよ!
というか、詩花じゃなければ、デュオは組まなかった。
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お姉さま……。
あの、私、まだ足手まといですよね。ごめんなさい。
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でも、絶対についていきます。そうなります! だから
お姉さまはふり返らないで、自由に飛ばしてください!
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そう……。フフッ、わかった。
じゃあ、次は全開で行ってみようか!
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あ、社長! ……? どうかしたんですか?
顔色が、ほんのり赤黒いですけど……。
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765プロが『アイメガ』用の曲を提出してきたのだ。
一応、持ってきてやったぞ。
12
我那覇と伊吹の曲? やった、ついに来たんだね!
早く聞かせてよ、社長!
13
私も、すぐに聞きたいです!
早く早くっ、お願いパ……お願いします、社長!
14
私はこれっぽっちも聞きたくもないがな。
そうだ、耳がくさらないよう耳栓をしておこう。
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では、二人で勝手に聞くがいい。
スイッチ、フンッ!
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うん……いいね。みなぎるような情熱が伝わってくる。
フフッ、アツいナンバーじゃないか♪
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本当にステキな曲! 響ちゃんと翼ちゃんが
これを歌うんですね……早く聞いてみたいなぁ♪
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ハッ、この程度か。こんな曲を聞くくらいなら、
歯医者さんの音でも聞いていた方がマシだ!
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雑音ほど、よく響くのだよ。しかも私の耳は
とびきり繊細なのだ。ええい、忌々しい。
23
とにかくッ! 玲音、君の望み通り、舞台は整えた。
甘ったれの765プロの反応も、私の予想どおりだ。
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次は君の番だ。私に……いや、私と詩花に、
見せてくれるんだろうな。
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世界を震撼させた、君の本気を。本物の『玲音』を!
この私が用意した、最高の舞台装置……
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至高のデュオユニット、
『ZWEIGLANZ』として!!!
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……キミらしくもないね、黒井。
いや、むしろキミらしいのかな?
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だけど、敢えて言わせてもらうよ。
……そんなことは、当たり前だ。
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アタシは玲音。限界なんてモノはない。
目指してるのは、すべてを越えることだけだ。
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見せてあげるよ。キミに、この国に、世界に!
トップギアで極限を突き破る輝きをね。
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ただし、詩花。その輝きは、キミも作り出せ!
『ZWEIGLANZ』の名の通り輝きは二つ! いいね!
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私も必ず、応えてみせます。お姉さまと……社長と。
それから、私自身の気持ちに!
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フン、わかっているならそれでいい。詩花と共に、
世界の目を覚ましてやれ! いいなっ!!
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……ふう、やれやれ。
相変わらずだね、彼は。
39
そうですね。本当に……相変わらずです。
いつもアイドルのお話ばっかり。ふふっ♪