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へえ、ここが詩花のいってたお店か。
うん、いいところだね!
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私も静香ちゃんに教えてもらったんです。
映画の撮影でお世話になったんですって。
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なるほど。最上は給仕役か何か? メイド服でも
着たのかな。……うん、よく似合いそうだ!
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それで、どうしたんですか、お姉さま?
私に聞きたいことがあるって、言ってましたけど……。
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うん。一度、ちゃんと聞いてみたかったんだ。
765プロの子達のこと、どう思ってるのかなって。
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詩花は、劇場のみんなと仲良くしたいんだろう?
互いに認め合いながら、競い合っていきたいって。
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それは別に構わない。アタシも似たようなものだしね。
でも、決定的にアタシと違いそうなことがひとつある。
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詩花。キミはあの子たちの……
心を折る覚悟はあるの?
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アタシは遠慮も容赦もしない。相手が傷ついて、
そのまま倒れてもふり返らないよ。……詩花は、どう?
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お姉さまがそういう人なのは……知ってます。それで
いいと思います。だって、それが『玲音』だから。
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私は、そんな風には思えません。いい子ぶりたい
わけじゃなくて……ただ、心が弱いから。
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でも……。
そのかわり、私……。信じてるんだと思います。
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何を? あの子たちの心は折れないって?
傷ついても、倒れることはない?
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いいえ。傷ついても、心が折れて倒れてしまっても。
きっと765プロのみなさんは、また歩き出すって。
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だってあそこには、劇場があって、素敵な仲間がいて。
それから、プロデューサーさんがいますから!
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フフッ……アハハハハ! さすがだね、詩花!
うん、やっぱりキミは怖い子だ!
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怖いよ? だって、心が折れても立ちあがって来い、
ってことでしょ? フフッ、あの子たちも大変だ!
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……ああっ!? ち、違います、私、そんなつもりじゃ
なくて、えっと……あれ、違わない……?
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大丈夫、それでいいと思うな。そう信じてる
詩花だから、あの子たちも好きなんだろうし。
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ついでに言うと、アタシも信じてる。
……詩花なら、全力のアタシについて来れるって。
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お姉さま……。はいっ、ありがとうございます。
大丈夫です。私も、絶対についていきます!
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……もうっ、わかってるのに言わないでください。
できるものならやってます。できないだけですっ!
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そうかなぁ……まあいいか。
うん、じゃあいつか、抜かれるのを楽しみにしてる!
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さて、我那覇と伊吹はどうしてるかな?
どれくらい想像を超えてくるか……それとも?
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ううーっ、汗が冷えたのかな……?
絶対レッスンのしすぎですよ、響さん~!
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いや、きっと誰かが自分達のウワサをしてたんだ!
ほら今度のデュオ、ウワサになってきてるんでしょ?
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そうみたいですけど……。でも響さんって、やっぱり
すごいですよね。わたし、レッスンついていけるかな?
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ダメだぞ翼! 今回の相手は、あの玲音と詩花なんだ。
ゆっくりなレッスンにしてる場合じゃないんだからね!
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ゆっくりじゃなくていいけど、
もうちょっと普通にしましょうよ~!
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二人とも、お疲れさま。
レッスン中悪いけど、ちょっといいかな?
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あっ、プロデューサーさんだ!
お疲れさまでーす!
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どうしたんだ、プロデューサー?
今日はずっとアイメガ会議って言ってなかった?
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ああ、その会議が終わって、帰って来たんだ。
二人とスケジュールを調整しようと思って。
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今度、『アイメガ』の全体リハをすることになった。
玲音と詩花も参加する方向らしい。
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全体リハ……ってことは、玲音さん達の曲を
先に聞けるってことですよね? わーい、やった~♪
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翼~、喜んでる場合じゃないぞ?
全体リハはね、前哨戦みたいなモノなんだ。
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よーし! 自分、ますます燃えてきたぞ!
いよいよ戦いの始まりさー!