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(映画『誰ソ彼ノ淵』は、孤島が舞台。本物の
孤島とまではいかないものの、撮影の舞台は島だ)
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青い海! どこまでも続く空!
森が……島が……茜ちゃんを呼んでいる!!
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よかったネ、アカネ! 前にドラマの撮影をした時は、
アカネだけ島に来られなくて、残念がってたもんネ。
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そう! 白く泡立つ波間に浮かぶ孤島の佇まい……。
茜ちゃんはずっと、島に来たかったのです!
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しほりん! しほりんもロケ楽しみだったでしょ?
もっと喜びを、全身で表現してもいいんだよ!
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いえ、そこまでは……仕事ですし。
エレナさんも、そうですよね?
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シホはクールだからネ! ワタシは……アカネほどじゃ
ないケド、ちょっとだけテンション上がってるヨ♪
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スタジオで撮影もいいけど、ロケは楽しいもんネ。
せっかく、海に来たんだし。
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まぁ……ちゃんと仕事をしていれば、
休憩中に遊ぶくらい、いいんじゃないですか。
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みんな、お疲れ様!
まだ移動中なのに、ずいぶん盛り上がってるな?
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あ、プロデューサーちゃん! 盛り上がるのも
仕方ないよね! だって、リゾートだよ、リゾート!
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麦わら帽子に白ワンピースの清楚な茜ちゃんが
浜辺にいたら、すっごく絵になると思うんだよね……。
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そんな絵を撮る予定はないけど……
とにかく、大きな仕事なんだ。しっかりやろうな!
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んーーっ……。
やっぱり船の旅って気持ちいいわ~。
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電車って、なんだか苦手なのよね。みんな、
あんな狭いところに詰め込まれて平気なのかしら?
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ふふっ。伊織ちゃんの気持ち、すこしわかるわ。
私も、混雑した電車はすこし苦手だから……。
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あー、事務所やお仕事にもクルーザーで通いたいわー。
千鶴は船だと、どの辺りに行くことが多いの?
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ふ、船!? わたくしは、持っておりませんが……
知人の船に乗せていただくことはありましてよ!?
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行く場所は、そうですわね……
マリーナから定置網までの定期クルージングですわ!
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てぃーちあみー……。
わかったわ、沖縄ね! 南の島、いいじゃない♪
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素敵! 綺麗なお魚がたくさんいそうね。
千鶴ちゃんや伊織ちゃんのお話、もっと聞きたいわ!
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今回みたいに、泊りがけのお仕事なんて、
あまりないでしょ? だから私、とっても楽しみなの!
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え、ええ。わたくしでよければ、お話しいたしますわ!
オーッホッホッホッ、げほっ、ごほっ。……はぁ。
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(船に乗ること数時間……。
ようやく、映画のロケ地である島に到着した!)
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お疲れさまでした、プロデューサー。
明日から、ここで撮影が始まるんですね。
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それより聞きましたよ。プロデューサーがこの
オーディション、受けられるよう手配してくれたって。
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まあ、それが俺の仕事だからな。それに
挑戦的な作品だし、みんなの経験にもなると思って。
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ええ。みんな、本読みから熱が入ってましたから。
今回の撮影、面白い経験が得られそうですね!
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今のは、プロデューサーちゃんの
ちょっといい話だったね!
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茜ちゃんたち、これほどまでに推されていたんだね。
プロデューサーちゃんの愛、受け取ったよ!
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この恩は、茜ちゃんたちの映画の大ヒットで
お返しするから、待っててね♪
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(みんなが浮き立つのも仕方がない……。
俺も浮かれてないで、気を引き締めないとな!)