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鉄の扉を紙くずのように吹き飛ばすとは……
さすがは月の宝『ブルードラグーン』……。
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身体能力を大幅に上昇させてくれる力と、
それを扱うレディ・Iの修練あっての技ですね。
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こ、この女、拳で扉を吹き飛ばしたのか!?
信じられん……!
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こんな化け物相手にするなんて、
聞いてねぇぞ! お、おれは逃げるぜ……!
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あら? ドアを破っただけなのに、
全員逃げちゃったみたい。
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好都合です。道も空いたことですし、月の宝が
隠されている場所へ向かいましょう。
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レディ・I、反応が途絶えました。
『ストーンボウル48』は恐らくこの中です。
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ここに来るまでの間に、妨害電波を張り巡らせて
おきました。しばらくは時間稼ぎになるかと。
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よし、探すわよ。
月の宝は、ひとつ残らず手に入れるんだから。
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月の宝……月より漂着したと言われる、
オーバーテクノロジーの塊。
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はるか昔、月の文明によって作られたこと以外、
一切が謎に包まれた太古の秘宝……。
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そうよ。そして、大勢の人の命を奪ったもの。
この宝のせいで、私のパパとママも……。
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だからこそ、もう二度と、誰かに同じ思いをさせては
いけないの。何がなんでも探し出さなくちゃ。
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月の宝を、悪用されないように管理する……
そのために、私はこの秘密組織を作ったんだから。
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委細、承知しております。
お嬢様は、本当にご立派にございます。
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亡き旦那様、奥様に続いてお嬢様にお仕え
できていること……執事として誇りに思います。
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だから、今はお嬢様じゃないわ。
作戦中はコードネームで呼びなさい。
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はい、失礼いたしました。
……あっ、お嬢様……!
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だから、コードネームで呼びなさいってば。
レディ・Iってかっこいい名前があるんだから!
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見つけました、『ストーンボウル48』。
けど、これは……。
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いえ。これは月の宝
『ストーンボウル48』に間違いありませんが……。
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宝物としての力が、ひどく弱まっているようです。
……お嬢様、いったいどういうことでしょう?
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だってそうでしょ。
無害なら、それに越したことはないわ。
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……ふふっ。さすがはレディ・I。
月兎隊の隊長ですね。
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『月の輝きすらも手に入れる、パーフェクトレディこと
レディ・Iと、チーム・ラビッツ』よ。正確にはね。
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ふふ、そうでしたね。一言一句、
間違いなく我々を表現した部隊名でございます。
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でしょ? さあ、次はあの子たちの救出よ!
まったく、世話が焼けるんだから♪
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はい! このミス・W、
どこまでもお伴いたします!