1
(打倒・AIの騎士……。ゲームのルールの中では
難しそうだが、何か方法はあるだろうか)
2
あの深紅の騎士って、本当に強いんです。
私の剣も、全然通用しなくて……。
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わたし達の銃もダメでした。
盾を構えられていると、弾が当たらないみたいです。
4
んー……そしたら、隙を狙うしかないよな。
後ろから不意打ちするとか?
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まず隙を作る必要がありそうです。私の体がアバターで
さえなければ、手品で気を引けたのですが……しゅん。
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手品は見てくれないんじゃないかな~。わたしの
胸も大きいのに、全然興味なさそうだったし~。
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「じゃあ、みんなでライブするとか? 歌はイヤでも
聞こえるから、気になって隙ができるかも!」
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「うーん、AIだからなぁ。そういう感情とかは、
何年も人間と接したりしない限り無さそうだけど……」
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はっ……! プロデューサー、盲点でした。
ライブ、いいかもしれません。
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いえ、そうではなく。ここがもし、
ベータテスト中の新しいゲームだとしたら……。
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ライブにたくさんのプレイヤーを集めることで、
わずかでも、処理が重くなるかもしれません。
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あ! それにライブをしたら、管理の人も、
わたし達に気がついてくれるかもしれません!
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へへっ、いいことづくめじゃないか。
こいつは、派手にやるしかないな!
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うん……いいと思う! ライブをするなら、
レッスンできなかった分も取り返せそうだし!
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じゃあ、さいっこーのライブにしなくちゃ!
わたし、思いっきり歌っちゃいまーす♪
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「宣伝はどうしようかしら。先にAIにバレても……
あ、日時や場所は伏せたままの告知なら……?」
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「シークレットライブだね☆ ライブするって
情報だけ広げるといいんじゃない?」
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「ライブの準備なら任せてくれ! こっちは本職だ。
みんなに最高のステージを用意してみせる!」
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ははっ、なんか、目的がズレてないか?
ま、らしくっていいけどさ♪
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ふふっ、どんな世界にいても、やっぱり私達は……。
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(その後、突貫作業でライブの準備が進められた。
ステージ演出、歌やダンスのレッスン……)
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(そして、リトルミズキでの宣伝活動。みんなの
モチベーションは最高潮のまま、開演時間を迎えた)
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おお……みなさん、客席を見てください。
凄い人の数です……満員御礼。
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わぁ……これってみなさん、アバターなんですよね?
わたし達も……なんだか、不思議です!
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いつもと同じさ。ステージが終わったら、
プロデューサーのところに帰る。そうだろ?
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「ああ、そうだな……よし、みんな!
いつもどおり、最高のライブを見せてくれ!」