MLTD Archive(β)

Secret Seasoning

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(私『達』がスタークスと出会ったのは、数年前。新人 刑事の『アンジー』が、同じ部署に配属された時だ)
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だからそうじゃないって、アンジー! 君は、俺が 自分に都合のいい事実を選んでるって言うけど……。
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これは事件で、現実なんだ。刑事が活躍するための、 都合のいい物語なんかじゃない!
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もういい、俺はひとりで捜査するから!
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……はぁ。
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楽しそうだね。 すこし、嫉妬しちゃうな。
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!? あなた、指名手配中の……!
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ああ、違うよ……『君』には何もしない。 僕が用事があるのは、『アンジー』じゃないしね……。
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出ておいでよ、『アンバー』?
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え……あ……。
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…………何の用だ? ゼノビア。 あまり外で声を掛けるなって言ってあるだろ。
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別に~……? ただ、僕がいないのに、 ずいぶん楽しそうだったなぁと思って……。
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『アンジー』だからだろ。
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あは、そうだね。……ああでも、何の用事もなく 呼び止めた訳じゃないよ? ……はい、頼まれてた物。
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僕に殺された被害者のリスト。 隣に書いてあるのは、それを依頼した相手だよ。
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あとは、僕が知ってる裏情報とか色々~……。 けどそんなもの、どうするの~?
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勿論、アンジーに渡す。
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ええ? いいの? ……死んじゃうよ? 『彼女』。
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それが目的だ。……これなんかいいな。 スパークドラッグを使ったミリニアム市中での実験。
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優等生のアンジーがいかにも食いつきそうだ。
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ねえ、アンバー。もしかして、 アンジーの事……。
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ああ。今度こそ、あいつらまとめて消し去ってやる。 そうすれば、この体は俺ひとりのものだ。
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アンバー……君って最高。
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でも、アレックス……ハーマンは? そんなに簡単に消えてくれそうにないけど……。
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お前は何かと言うとアレックスに肩入れするな。 俺より、あいつの方が優秀だとでも?
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うーん……どっちも? アンバーもハーマンも、 アンジーより、よっぽど殺し甲斐がありそうだしね~!
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くだらない理由だな。
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え~、くだらなくなんかないよぉ? 仕事じゃなく、 好きで殺したいって思う相手は、そういないんだから。
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っ……。そうは、させるか……。 お前達の、好きには……させない……!
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ありゃ、ハーマンが起きちゃった……。 それじゃあまたね、アンバー!
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次に会えるのは、どっちとかな……? フフフ。 その日が来るのを、楽しみにしてるよ!
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……あいつ、逃げやがった……。 くそっ……。
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(この情報をアンジーに渡せば、死は免れないだろう。 しかし、アンバーの言うとおりになるだろうか……)
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(いや……おそらくは、そうはならない。 何故なら私……私達には、彼がいるのだから)
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アンジー! さっきの話、裏が取れたぞ! 見ろよ、俺の言ったとおりだ……!
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