MLTD Archive(β)

私のこと、不安にさせないでね?

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♪~
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振りつけや歌詞はもう頭に入ってるけど…… ヤンデレへの理解は、まだちょっと難しいかも。
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好きすぎて病んじゃう、ってやつだよね? 亜美、そういう経験はないからな~。
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そういえば……オレ、家でヤンデレのこと いろいろ調べててさ。兄ちゃんたちにも聞いたんだよ。
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そしたら、「昴には早い」とか「似合わない」とか…… あーっ、思い出したらまた腹立ってきた!
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ふふっ。昴さんはお兄さまたちと、仲良しなんですね! すこし、うらやましいです。
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どこが~!? 兄ちゃんたちなんて、 オレのこと子ども扱いしてばっかでさ……。
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あ……そっか。 エミリー、ひとりっ子だっけ?
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はい。私には体験できないことですから…… 大変そうですけど、やっぱりうらやましいです。
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あ! ですが、昴さんがとても魅力的な 大和撫子であることは、間違いありません!
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なので、今度お兄さまたちがそう仰ったら、 私が昴さんのお味方をさせていただきます!
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エミリー……うん! ありがとな♪
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けど、自分でもよくわかんないんだけど……。 昨日はオレ、なんかすっげー不安になっちゃってさ。
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プロデューサーも兄ちゃんたちも、絶対 オレたちのほうがカワイイって言うと思ってたから。
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そんなの、不安になって当たり前だよ昴くん! だって昴くんの兄ちゃんは、昴くんのきょうだいだし!
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それとおんなじで、亜美たちの兄ちゃんは 亜美たちのプロデューサーじゃん! なのに……!
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そうですね。私も、仕掛け人さまをあの方々に 取られてしまったように感じて……もやもやと……。
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亜美も! だから、「絶対ダメー!!!」って、 思わず兄ちゃんを引っ張っちった。
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……。もしかして……。
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あの時、みんなが感じていた気持ちって…… すこしだけ、ヤンデレに近いんじゃない?
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えっ。そ、そうなのか? 志保。
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亜美も昴さんも、表に出たのは怒りの感情だったけど。 裏側にあったのは、たぶん……不安、だと思う。
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不安……?
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そう。相手は自分を好きだっていう……信用というか。 そういう気持ちがあるからこそ、みたいな……。
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私も、うまく言えないんだけど…… これで伝わる?
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なるほどなるほど……わかったよ、しほりん! んっふっふ~♪
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亜美さん? もしかして、何か思いつかれたんですか?
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すっげー作戦とか!?
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作戦なんかいらないのだよ、昴くん! だって亜美たち、そのまんまでいいんだから!
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この亜美から、まだ見たことのない表情を 引き出すとは……やるね、兄ちゃん!
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よ~し、みんな! 早速、レッスン開始だー!
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レッスン終了後……
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特訓のおかげでコツも掴めたし、 次はもっとうまく歌えそうだな~。……ん?
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うーん、確かにいつもよりは遅いけど…… ヒロ兄、メッセージは送ったんだろ?
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それはそうなんだけど……! やっぱオレ、劇場まで車で迎えに行ってくる!
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今のお前に運転させると危なそうだ。 車なら俺が出してやる。大輝、車のキーを……。
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SE
ガラッ
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ただいまー!
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あっ、昴!? ……みんな、昴が帰ってきたぞ!
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