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(今日の取材は、春香のインタビューから。
春香本人の提案で、劇場外で行うことになった)
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もう、プロデューサー!
そんな大声出さなくても、聞こえてますから!
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あの、春香さん、今日は見学させてもらいます。
よろしくお願いします!
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こちらこそよろしくね、静香ちゃん!
ようこそ、私の思い出の場所へ……なーんて♪
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うん、私のお気に入りの公園! いつも一緒に
歌を歌ってくれた、大好きなお姉さんがいたんだ。
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以前、雑誌の取材の時にも言ってたよな。
春香の憧れの人だったんだよな。
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うん! 他にもね、友達が集まってくれて、
歌を聴いてもらったりとかして。
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友達の前で、覚えたばっかりの歌を歌って……
ちょっぴり緊張したけど、楽しかったなぁ。
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公園が、春香さんにとっての
最初のステージだったんですね……。
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確かに、そうとも言えるな。春香の初ライブが
見られたなんて、その友達が羨ましいな。
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えへへ……。……その時は、友達もお姉さんも、
たくさん褒めてくれて。
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私、それがとってもうれしくて……。
もっともっと歌いたいなって思ったの。
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そうだったんですね……。けど、
春香さんの気持ち、ちょっとわかるな。
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褒めてもらえると、やっぱりうれしいですし……
もっとがんばろうって気持ちになりますよね。
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うん♪ きっとね、あの時の思い出があったから、
今もアイドルを続けているんだと思うんだ。
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上手に歌えるかとか、そういうのは関係なくて……
大好きな歌を、ずーっと歌いたい。
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もちろん、アイドルがお仕事になって。変わった
ところもあるけど……私の気持ちは、ずっと同じ。
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なるほど。大好きなことを続けたかった……それが、
天海さんがアイドルになった理由なんですね。
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そうですね! 自分でも単純だなって思いますけど、
私らしいかなって……。
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私は、特別なところなんてない、
普通の女の子です。でも……。
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アイドルになって気づいたんです。好きって気持ちと、
歌い続けたいって思いがあれば、大丈夫なんだって♪
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だからこれからも、その気持ちを大切にして、
アイドルをずっと続けられたらいいなって思います!
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はい。とてもシンプルで……。
だからこそ、春香さんの気持ちが伝わってきました。
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そうだな。シンプルだ。
でも、簡単なことじゃないよな。好きでいることは。
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そうですね。私……
もしかしたら、難しく考えすぎてたのかもしれません。
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憧れてくれている人の、期待に応えたい。
だから、立派なことを言わなきゃ……って。
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そうだな。アイドルに憧れる子に、
どんな言葉を届ければいいか……いや。
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どんなことを言われたら、嬉しいか。
それは静香が、一番わかってるんじゃないかな?
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あ……ふふっ、はい。そうですね!
なんとなく、見えてきた気がします。
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アイドルに憧れていた、あの頃の自分に
掛けてあげたい言葉……もう一度、考えてみますね!
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(春香のお陰で、静香は初心を思い出せたみたいだ。
次は、きっと……)