1
アイドルになった織姫は、
まずデュオとしてデビュー。
2
その秘められた才能を発揮。
瞬く間に、スターの座を駆け上がっていった。
4
ちょっと、織姫? アンタ遅れてきたんだから、
さっさと準備しなさいよ! 今日は生放送なんだから!
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他のみんなはもうとっくにリハ終わって、
スタッフさん達、アンタ待ちなんだから。
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引っ越しの件、ちょうどいい部屋が見つかったから。
早速、今晩からそこに行ってもらう。
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とりあえず貴方達は、必要なものだけ持っていって。
後は業者に任せて運んでもらう。それでいい?
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はいっ!
神宮寺さん、何から何までありがとうございます!
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……なんか織姫ちゃんって、マネージャーさんに
すっごい贔屓されてるよね……。
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ステージに出ていくなり、躓いて転ぶとか……
そんなアイドル、一体どこにいるっていうのよ!
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こ、ここにいま~す……えへへ……。
まさか、段差があるとは思わなくって……。
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アンタほんと、アイドル舐めてんの?
この世界、そんなに甘いもんじゃないんだからね!
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……そうやって無邪気に『次』なんて
言ってられるのだって、今のうちだけなのよ。
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もういいわ、バカバカしい。
……いつか絶対、アンタより上になってやる。
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? でも藍ちゃんの方が、
歌もダンスも私より上手だよね?
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ていうか、今日出演してた人たちの中でも、
一番上手だったと思う!
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……とにかく、あんな低レベルなみっともないミス、
二度としないで。わかった!?
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じゃーーーん!
どうどうっ、真珠星! すごくない!?
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事務所が出してくれるんだって! すごいよね~!
今までのトコだと、セキュリティがなんとかって。
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織姫お姉ちゃんが謝ることじゃないでしょ。
悪いのは、押しかけてくるファンの人たちだし。
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それに、私の部屋ももらえたしね。
落ち着いて勉強できそうで、うれしいな。
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うんっ、そうなんだ!
ねえ、真珠星は今、何の勉強してるの?
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えっ? えっと、これは理科だよ。
生物かな。
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ふーん、そっかぁ。
……あはは、全然わかんないや!
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真珠星は賢いねえ。
こんな難しい勉強ができて、えらいねえ。
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別に……そんなことないよ。それに、
お姉ちゃんだって、いろんなことできるじゃん……。
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……ね、真珠星。お姉ちゃん、がんばって働くから。
いっぱい勉強して、好きな学校に行きなね!
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私は、勉強得意じゃないからさー。
その分、真珠星にがんばってもらおうっと。
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……私、お医者さんになりたいんだ。
お医者さんになって、お母さんの病気治したい。
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あ、お母さんで思い出した。
私、明日ちょっと病院行ってくるね。
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真珠星は学校でしょ? お仕事の書類に、ハンコを
もらうだけだから。また今度、一緒にお見舞い行こ!
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そうだ、今度マネージャーさんに会わせるね!
びっくりすると思うよ!
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……本当に、いいのね?
始めてしまったら、後戻りはできないのよ。